ども宇佐美です。
最近twitterで遊んでいただいている都民ファーストの会の伊藤ゆう都議といよいよ本日21時からアベマプライムで共演できるということで楽しみにしています。
…と言ってるそばから伊藤ゆう都議が副委員長を勤めている予算特別委員会が崩壊して、押し合い、もみ合い、怒鳴り合い、のバトルロワイアルになった模様です。伊藤ゆう都議としては「運営に全力を尽くした」結果がこれということらしいです。
今夜も議会対策で帰宅がこの時間。もちろんノンアルコール。というわけで、メール返信はできないし、電話の折り返しも出来ず、自分の質疑の中身もお伝え出来ずに失礼してます。ちなみに私、予算委員会副委員長を拝命しておりますので、予算委員会の運営に全力を尽くします。
— 伊藤ゆう (@yuuito1202) 2019年3月13日
都議会がこのようなバトルロワイアル状態になった理由ですが伝え聞く限りは
・事前協議で自民党、共産党が市場移転問題の経緯を明らかにするために、元東京都顧問で現在都民ファースト事務総長の小島敏郎氏の参考人招致を求めたところ、都民ファーストの会が拒否し決裂???
【都議会・紛糾中】
石川予算特別委員長が午後8時過ぎ紙を持って自民党へ。時間がないからと説明は無くて去って行った。ちょっと待ってよ。
提案者の私に提案理由は述べさせず、一方的な意見表明!?これが都民Fの議会運営。新しい議会をと言ってたけど、前例を吹っ飛ばし過ぎ。ある意味新しい。 pic.twitter.com/4J1a6frN9I
— 川松真一朗(東京都議会議員・墨田区) (@kawamatsushin16) 2019年3月14日
・協議で話がまとまらないので仕方なしに本日の委員会の運営を決める理事会に自民党と共産党が欠席したところ、都民ファーストの会は「全会一致」という慣例を無視して、そのまま理事会を強硬開催。
・自民党と共産党が反発しバトルロワイアルに突入、議会崩壊
という流れのようです。漏れ伝え聞く限りは伊藤ゆう都議の態度は極めて強硬で、”野党側から見た”今回の事態の一番の戦犯の一人と呼ばれています。なお伊藤ゆう都議は「議会改革」が信条のようなので、これが彼の目指した議会運営の姿なのでしょう。
なお委員会の委員長ー副委員長ポストは与党の都民Fや公明だけのものではなく、総務委員会、文教委員会、公営企業委員会は自民党と共産党が委員長ポスト勤めているので、このままでは今後の報復は必至で都議会はこれから本格的に崩壊していくものと思われます。。。何やってんですかね〜….同じ喧嘩でも大阪は府市の将来を左右する政策的大論争なのに対して、我が東京では議会で乱闘騒ぎですからね。。。
正直私には都民ファーストの会がなんで、そんなに必死に小島敏郎氏を隠蔽するのか、そもそも東京をどうしたいのか、未だに全く見えないわけで、今夜のアベプラではその辺について議論できればいいなと思っています。少なくとも「AI(独裁者)が市場移転問題を決めた」などという意味不明な政策決定過程で、5600億円の追加支出を認めるような悪例を議会は残してはいけないと思うのですよ。
っていうかこんな状況が続くなら「そんなAI、取り替えた方が良くない?」とも思うわけでして、予算通し終わった後に何処かのタイミングで都議会議員も都知事も選びなおした方がいいと思うんですよね。小池知事の公約によれば彼女の任期は3年半のはずで、2020年1月までには都知事選挙が行われるわけですから。。。それともそのうち「3年半というのは4年という意味も含まれる」などと言い出すんでしょうか。。。
小池知事、東京オリンピック前に辞職するの? 公約通りなら「あと11ヶ月」(バズフィードジャパン)
ではでは今回はこの辺で。
宇佐美 典也 作家、エネルギーコンサルタント、アゴラ研究所フェロー
1981年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業後、経済産業省に入省。2012年9月に退職後は再生可能エネルギー分野や地域活性化分野のコンサルティングを展開する傍ら、執筆活動中。著書に『30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと』(ダイヤモンド社)、』『逃げられない世代 ――日本型「先送り」システムの限界』 (新潮新書)など。
おしらせ:「小池都政迷走」の原稿を募集中です
アゴラでは、2019年3月、「小池都政迷走」をテーマに皆様のご意見を募集中です。都議会空転の原因となった市場問題への対応など、小池知事の政治手法そのものへの評価はもちろんのこと、都議会議員の対応、さらには小池ブームを主導したマスコミの都政報道や、小池氏を選んだ都民の判断などについて、みなさまの忌憚のないお考えをお尋ねします。東京以外の地域の皆様のご意見も歓迎です。
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