私が大学時代にカンフー(中国武術)をけっこう熱心にやっていたことは、以前にもブログで書いておりまして。
過去記事:
18歳~19歳の青春は、だいたいカンフー(中国武術)につぎ込んでいた話【雑談】
こんな折なので初心にかえるためと言いますか、今や「通背拳」という拳種で全日本チャンプにまでなった大学同期からお誘いをいただき、8年だか9年ぶりに武術の練習に参加してきました。
卒業後もちょこちょこと続けていたのですが、25歳くらいでストリートダンスを初めてから徐々に疎遠になっていたのですよね…。
本日は8年ぶり?9年ぶり?くらいに中国武術(通背拳)の練習会に参加。三年連続で全日本チャンプになった早稲田カンフー同期の落合先生とみっちり3時間。もちろん彼我の差は埋めがたいけど、若い時に真剣に打ち込んだ動作は覚えてるもんだなあと。初心に帰れた土曜の朝でした! pic.twitter.com/aFP0ZHPA6j
— おときた駿(あたらしい党 代表) (@otokita) 2019年5月11日
結論から言うと、とても良かった。めっちゃ楽しかった!
馬歩とか虚歩・弓歩などの歩法もわりとすんなりと出てきたし、若い時分に死ぬほど打ち込んだ動きというのは忘れないものだなと。
今回練習した「通背拳」は、猫や猿の動きを模倣した独特の動きをするもの。SF漫画「セイバーキャッツ」の主人公がこの使い手ですね。
(動画はYouTubeに上がっていたものを拝借)
正直、学生時代は「あんまり格好良くない」「長拳や八極拳の方がだんぜん格好良い!」と思って、見向きもしなかった拳種でした。
でもそれが今じゃ、めちゃくちゃ格好良く思えるんですよねー。なんだろう、音楽で例えて言うと若い頃は
「やっぱりハードロックとヘヴィメタルが最高だ!それ以外の音楽なんて眠たいだけだぜ!」
って思っていた人が、年を重ねるとジャズやフュージョンの魅力に気づいてくるみたいな感じですかね?それも私のことなんですが。
あと胸や肩を柔らかく使って腕をブンブン振り回すところなどが、私がやっている「Waack」というダンスの動きに酷似しており、身体の使い方とか親和性が高そうだなーと前々から思っていましたが、練習してみてやっぱり色々な部分がすごい似てるなと確信しました。
Waackについては、自分で振り付けした動画も貼っておこう(笑)。3:11くらいから。
マニアックな話ですいません。
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ついでにもっとマニアックな思い出話をすると、15年前は今ほどインターネットが普及してなかったので、大学の先輩がどこからか入手してきたVHSのテープを借りて色々な動きを真似てみたり。
当時はまだ残っていた「武術(ウーシュウ)」という怪しげな専門雑誌を購読して、その中に載っていた型(套路という)を必死に勉強したり。
あの手この手で「カンフー(中国武術)」というニッチな世界に生きる人たちが情報入手・情報交換をしていた日々が懐かしく思い出されます。
いまみたくYouTube動画で色々な拳種の動画が見られる時代だったら、さぞかし充実した練習ができたかもしれないなあ…としみじみ思いました。
とにもかくにも、久しぶりに「気」を身体全体に通してシャキッとしましたし、相手の力や身体を使っていなしていく武術の素晴らしさを改めて体感しつつ、金的やら相手の肉を引きちぎる動作が型の随所にある中国武術はやっぱりエグいなと感じたり、非常に充実した半日を過ごさせていただきました。
私の大学同期で伝統拳術チャンプの落合健夫くんが主催している「沙氏武術研究会」は、月に1回のペースで誰でも参加できる練習会を開催しているとのことで、興味がある方はぜひお問い合わせ下さいませ。
参考に、今回のイベントページを貼っておきます。次回は6月23日(日)9時~。
私も時間が許す限り、また武術を修めていければなあと思っています。
それでは、本日はこんなところで。完全な雑談でした。
編集部より:この記事は、あたらしい党代表、前東京都議会議員、音喜多駿氏のブログ2019年5月12日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。