おときた駿VS山本太郎氏!対立軸はシンプルに「小さな政府VS極大な政府」だ

音喜多 駿

こんにちは、おときた駿@参議院東京選挙区です。

昨日は遊説5箇所でしたが、車の上から演説するのではなく、練り歩きを中心に。沢山の方に握手をしていただくことができ、誠にありがとうございました!

そして最後の新宿遊説では「れいわ新選組」の山本太郎氏とニアミスしたので、こんなコメント動画をば。

まさか、山本太郎氏と同じ選挙区で活動することになるとは…という感じなのですが。

彼のカリスマ性、演説力、そして(おそらく)「日本がこのままだとヤバイ!!」と心から思って活動しているその行動力は、率直に政治家として尊敬する部分もあります。

今の政治に明確に「No!」を突きつける姿勢や、増税反対(山本氏は振り切って『減税』)路線については、共通点もあります。

ただ、最大にして絶対的な違いは、やはり「経済政策」の部分です。

山本太郎氏は「消費税廃止」をして歳入を減らす一方で、最低賃金を政府が保障(事業主の赤字を政府が補填!)したり、公務員を激増させたり、奨学金の完全補填や一次産業への戸別所得補償を約束するなど、「究極のバラマキ路線」とも言える突き抜けた主張を行っています。

「収入は減らして、支出を増やす」

のだから、実現可能性があるはずないのですが、そこは「新規国債の発行」で財源を賄うとしています。要は、今の借金路線にフルスイングしていくわけですね。

インフレ率が2%になったら「税の基本(応能負担)に還ります」と言っているものの、果たしてそんなことが可能なのでしょうか…?

一度、すべてを政府がやるようになった社会が、人々が、応能負担の自立社会に戻れる未来は、私には想像もつきません。

そもそも、減税をして財政支出を増やしていくというのは、本来的には「フリーランチ(タダ乗り)はない」という一言で一刀両断されるべきものです。

そんな魔法の杖があったら、どの国家もそうやって財政運営をするはずなのですが、それに成功した国は(共産主義国家も含めて)歴史上ないはずです。

インフレ率を国家が完全にコントロールすることは不可能で、新規国債の発行に頼った財政運営は、ハイパーインフレが起きる可能性と背中合わせです。そうなった時の危険性は、現在の比ではありません。

しかしながら、世界各国でも格差が広まるにつれて、こうした「反緊縮(政府がどんどんお金を使え、さすれば解決する!)」の主張が多くの人たちをひきつけ、一定の勢力になっていることも事実です。

私たちの経済政策はまさに真逆で、歳出をできる限り減らしていく・民間でできることは民間でという、シンプルな「小さな政府」路線です。

消費税をあげない・減税するのであれば、その分の歳出は「身を切る改革」で減らしていくことが当然ですし、行政はスリム化して民間にできる限り任せ、経済活動は自由化することこそが経済成長につながると考えます。

今の日本では、本来保守政党であるはずの自民党も含めてほぼすべての政党が「大きな政府」であり、「小さな政府」路線を明確に・中心的に主張する政党は、日本維新の会しかありません(※教育費など、出すべきところには出す)。

「極大な政府(山本太郎氏)」VS「小さな政府(おときた)」VS「大きな政府(その他全員)」

ということで、この東京・夏の陣で大いに政策論争を闘わせていきたいと思います。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、あたらしい党代表、前東京都議会議員、音喜多駿氏のブログ2019年6月19日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。