いよいよデビュー戦!都議会と国会の「質問・答弁調整」方法の違いって

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

いよいよ本日が質問登壇デビュー戦!ということで、20分という短い持ち時間ではありますが、ここ数日は質疑の準備をしておりました。

今回質問を作るにあたって感じた「都議会と国会の違い」を備忘録がてらメモしておきたいと思います。

まあ何分まだ1回しかやっていないので、今後また違うことに気づくかもしれませんが、こういうのは感じた時に感じたことを残しておくことも大事なので。。

【都議会】
●何度も細かく「質問取り」に担当者が来る(少人数で頻繁にくる)
●質問・答弁調整は細部に渡るまで詰める
●事前に答弁原稿が渡され、また議員側にも質問原稿提出を求めてくる(強制ではないが)

【国会】
●国会担当を通じて、ドバっと担当者が一気にやってくる
●その際に質問・答弁調整はどうやら一発勝負(?)でやるのが基本の模様
●だいたいの答弁方針が口頭で伝えられるのみで、議員側も口頭で伝えるだけで終了

とまあ、大きくはこんなところでした。

都議会は「国会以上に古く儀礼的」と言われておりまして、委員会質疑でも答弁調整を細部に至るまでやることは有名でしたが、やはり違いは明らかなものですね。

都議会スタイルに慣れている私は、ドバっと担当者の方々が来ることを想定せずに広範囲に渡って質問候補を気軽に投げてしまったり(反省)、先週末に一度意見交換をした後に「じゃあ細かいところはまた月曜日に」と言ったら

「え、前日もまた打ち合わせしていただけるんですか?!

とびっくりされ、こちらも新鮮な驚きを受けました。

都議会は細かなニュアンスや時に「てにをは」に至るまで、当日の直前までに原稿をやり取りしてたりしましたからね…。

確かにネットに転がっている野党国会議員の質問通告書を見ると、

「事前レクなし、問い合わせ不可」

とか書いてあったりして、いかに議員と事前に接触することが難しく、担当者が「一発勝負」の感覚で打ち合わせに挑んでいるのかが伝わって来る気がします。

まあ当日に詳細通告なしでガチンコ勝負することも時に必要だと思いますが、多くの場合は建設的な答弁が返ってこないので、野党議員としてはこのバランスが難しいところです。

そして答弁のボリュームがわからないので、20分以内にどう収めるかが悩ましいところだなあと、原稿を眺めながら四苦八苦中(なので議事録を見ると、けっこうみんな時間をオーバーして四苦八苦していることが多い気がする)。

少し「やなチャン!」で質問内容を先出ししましたが、台風被害による倒木対策・一部損害住宅の特例補助について、そして時間があれば福島原発の処理水問題などについても触れる予定となっています。

登壇時間は本日1日14時半頃になりそうです。ぜひネット中継などでご注目いただければ幸いです。

参議院インターネット審議中継

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会、地域政党あたらしい党代表)のブログ2019年10月1日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。