新人議員が一刀両断「野次は国会の華ならず」!間のとり方と胆力にも脱帽

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

昨日は参議院本会議。文部科学委員会に付託されている通称「給特法」改正案に対する本会議質疑が行なわれました。

教職員給特法改正案、参院で審議入り

重要法案は各委員会質疑の前に本会議場での質問が設定され、これは永田町用語で「登壇もの」と呼ばれているようです。

都議会における「代表質問」みたいな位置づけですね。

テレビ中継なども行なわれる「登壇もの」の注目度や格式は高く、控室で元自民党の鈴木宗男議員は「自民党では、一期生が登壇できる機会はなかなかない」とおっしゃっておりました。

そこに我らが梅村みずほ議員が、当選から4ヶ月で鮮烈デビュー!

新人議員にもこうしたチャンスが与えられるのが、維新の魅力の一つです(少数政党ならでは^^;)


(全編は参議院インターネット審議中継よりご覧いただけます)

マイクの音が霞むほどの口汚いヤジが飛び交い、議題とまったく関係ない質問(桜!)が飛び出す現在の国会状況。

「私は日本に生まれ育ち、人の話は最後まで聞きましょうと教わってきました」
「国語の時間には国語を、理科の時間には理科を勉強してきました」

と力強く発言。そして最後は

野次は国会の華ならず
子どもたちに見られても恥ずかしくない姿を、良識の府・参議院にも求める!」

とバッサリ!

与野党ともに議場が騒然とする、鮮烈な本会議デビューとなりました。

左右双方からヤジを飛ばされるということは、ど真ん中で正論を言っている何よりの証拠でありましょう。

昨晩から「緊張する~!どうしよう~!」とずっと言っていた梅村みずほ議員ですが、何をか言わんや堂々とした立ち振舞。さすが喋りのプロ中のプロです(だからプレッシャーがあったようですが…)。

特に舌を巻いたのが、間のとり方とそれができる胆力

私も都議会で相当なヤジを浴びてきた方ですが、どうしてもヤジが飛んでくると気持ちが乱れ、そのヤジをかき消そうと早く喋ってしまったり、声が上ずったりします。

そこで敢えて「間」を取り、ヤジを楽しむかのように浴び続ける。これはなかなかできることではありません。

私の登壇がいつになるかはわかりませんし、まあヤジを飛ばされないのが一番良いのですが(笑)、こうした堂々たる発言ができるよう、同僚から学び成長していきたいと思います。

本会議答弁は「一括質問・一括質疑」のため、本格的な政策論争は委員会にステージを移して行なわれます。

給特法についてはこちらの動画でも解説されています。ぜひ引き続きご注目いただければ幸いです。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会、地域政党あたらしい党代表)のブログ2019年11月22日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。