島根県海士町(あまちょう)を訪問しました。
フェリーの中でもみんなが挨拶、まちなかでもみんなが挨拶。離島だからこそみんなが知り合い、助け合い。こうした空気感に触れるだけでも足を運んだ甲斐があったのですが、教育の島・海士町の図書館のレベルがとても高かったです。
海士町と言えば、
●徹底した行財政改革で捻出したお金で、最先端のCAS(CELLS ALIVE SYSTEM)を導入。マイナス30度に急速冷凍することで、従来の凍結技術で損なわれていた食材の鮮度、食感、旨味、色味などを遠方まで保持し、再現することができるようになり、離島ならではのハンディキャップを克服。
●また、高校が廃校になれば、家族で引っ越してしまうとの危機感から、全国に先駆けて、高校魅力化を実施。
●「ないものはない」、「島じゃ常識さざえカレー」などのキャッチコピーも有名になりました。
海士町に関する本や記事はたくさんあるので、関心がある人はぜひそちらを見てほしいのですが、例えば、
島根県海士町に人が集まる秘密とは? 「役場は住民総合サービス会社」という山内道雄町長の改革(ハフポスト )
これらの本や記事でもほとんど触れられていませんが、海士町の図書館は本当にレベルが高かったです。
小さな図書館ですが、最先端の雑誌やまちづくりの本などが充実。昨年は、1年間、東京の英治出版の社長が海士町に住んで、働いたので、英治出版の本も全冊置いてありました。
海が見えるホテル、フェリーターミナル、公営塾などにも本が置いてあり、借りることもできます。田舎では本に触れる機会がどうしても少なくなりますが、すぐに手を取ることができます。
皆さんも、海士町へ。
<井上貴至 プロフィール>
編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2019年11月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。