文京区にふるさと納税してくれた友人たちに、謝ります

こども宅食ロゴより(編集部)

文京区の「こども宅食」にふるさと納税してくれた何人かの方々に、会った時に言われました。

「駒ちゃんが頑張ってるこども宅食に寄付したんだけどさ、お礼とかさ、一言くらいあっても良いんじゃない。別に良いんだけどさ?」

「ふるさと納税のお願いメッセージ来たけど、もうしたんだけど。忙しいのは分かるけど、ちゃんとチェックしてよ」

ガーーーーン(TДT)

なぜ寄付者の把握ができないか

「こども宅食」は文京区と佐賀県を窓口に、ふるさと納税を受け付けていて、文京区ではモデルづくり、佐賀は全国化、という形で切り分けています。

佐賀県の全国化プロジェクトにふるさと納税をしてくれると、全国化を応援。文京区のモデル開発プロジェクトにふるさと納税をしてくれるとモデルの開発を応援、という違いです。

で、佐賀県は、僕たちが所定の書類に「個人情報管理者」と「盗難・紛失等の事故防止措置」、「個人情報の保管場所・保管方法」を記載し、佐賀県から承認されれば、寄付者のみなさんと直接やりとりできるというルールになっています。だから直接お礼も言えます。

一方、文京区では、佐賀県のような書面でのやり取りによるオーソライズシステムはなく、連絡先は一律に教えられないというルール。文京区ホームページでの寄附者一覧に氏名の公表を同意した人のみ、お名前がわかる程度です。そのため、直接お礼や事業報告をすることができません。

この辺りは行政ごとに事情があり、それぞれルールが違っていて、僕ら民間では如何ともし難い部分があるのですが、「寄付者にお礼を伝えるのは必要なことなんですよ」と文京区と粘り強く交渉していきたいと思います。

とりあえず現時点では、文京区にふるさと納税したんだけど、駒崎から(フローレンスから)何も挨拶がない、っていう皆さんに、先に謝っておきたいと思います。

本当にすいません。申し訳ありません。ごめんなさい。

そしてご寄付頂きありがとうございます。こども宅食によって600世帯近い親子の支えになっていきます。また、全国に広がるモデルの構築を頑張ります。

今後もよろしくお願いいたします。

こども宅食全国化を応援してくださる方は、こちらから!


編集部より:この記事は、認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏のブログ 2019年12月21日の投稿を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は駒崎弘樹BLOGをご覧ください。