恒例の抱負的なやつです。
大まかにいうと、以下のような軸になります。
1)組織のティール(セルフマネジメント)化と自己変革
2)政策起業のチーム化
3)新規事業創出
4)アウトプット・インプット
組織のティール(セルフマネジメント)化と自己変革
大きくなって当事者意識と熱量の薄れがちな組織のあり方に違和感を持ち、昨年後半からティール化(セルフマネジメント化)を目指してアクションし始めました。
今年はより一層、その動きを推進したいと思います。
一方で、組織を変える、という時に忘れちゃいけないのが、「自分を変える」ということ。
経営者が深いところで変わっていかないと、組織なんて本当には変わらない。
社員の内発性を真に引き出したいと思うなら、自分が持っているリーダーシップを手放せるのか、が問われる。
絶えざる自己との対話と、変容への恐れを手放すことを、今年は自らに課したいです。
政策起業のチーム化
これまで割と僕の個人芸としてやってきた政策起業を、本格的に社内にチームを作り、チームとしてやっていきたいと思っています。
昨年の多胎児(双子・三つ子等)支援ソーシャルアクションで、自分以外の社員でも政策起業が担える、ということの自信を深めました。
そうすることで、僕のキャパが「制度を変える」キャパになっているところを、限界を超えられるだろう、と考えています。
自分の最も得意とすることを、自ら手放し、みんなと共に行う、ということを成し遂げるためには、ここでも自己変革を必要とすることは言うまでもありません。
テーマとしては、医ケア児のための報酬改定や男性育休義務化など、やること目白押しです。
新規事業創出
多胎児支援については政策化されたので、それを受けて地域にサービスインフラを作っていけたら、と思います。政策化されても、サービスがなければ、支援なんて絵にかいた餅です。
また、保育ソーシャルワーカー配置についても予算化されたので、弊会自慢の保育ソーシャルワーカーを各地域に派遣して、保育園におけるソーシャルワークの波を広げていきたいと思います。
アウトプット・インプット
これまで割と広く世の中に知ってもらうために、ネットを使った意見発信を行ってきたのですが、これからは「狭く・深く」知ってもらうことに重心を移していきたいので、本を出すことに時間を使っていきたいと思います。
1つの本を出すために、10知っていないと書けないので、そのためのインプットもしっかりやりたいと思います。
話が少しずれますが、これまで、影響力と知名度はセットで、世の中を変えるには影響力がないといけないから、知名度も上げないと、と思っていたのですが、これ以上知名度が上がっても週刊誌のターゲットになりやすかったり、アンチが増えたり、とノイズだけが増えて、世の中を変える影響力には関係しないな、と思い始めてきました。
よって、これ以上知名度を上げるようなアクションには一切リソースを振り向けないで、影響力の刃だけを研ぎ続けていきたいな、と。
SNSのフォロワーはこれ以上増やさないように、SNS発信は抑え、本やまとまった文章をブログやnoteで出したり、ということにアウトプットの比重を移したいな、と思います。
みなさん、今年もよろしくお願いします。
僕だけでは乗り越えられない壁ばかりなので、みなさんの力を貸してもらえたら嬉しいです。
編集部より:この記事は、認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏のブログ 2020年1月1日の投稿を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は駒崎弘樹BLOGをご覧ください。