札幌でのオリンピック・マラソン競技はあっという間に来てしまう

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

オリンピック・マラソンのチケット払い戻し

昨日10日に、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会はIOCの決定で東京から札幌に会場が変更となった男女マラソンのチケット払い戻しに関し、その方法などを発表しました。

まず札幌でのマラソンは8月8日に女子、8月9日に男子が行われますが、そもそもは新国立競技場がスタートゴールでした。

当初は8月2日開催だった女子マラソンですが、マラソンは無くなりましたが種目があるのでA~E席、車いす席(同伴席も含む)について1000~5000円値段を下げ、差額を払い戻し。キャンセルを希望する購入者には全額を払い戻す。

他種目開催がない同9日の男子マラソンについては全額を返金する。対象は女子マラソンが1万5000枚、男子が2万2000枚。

4月上旬から順次、振替払出証書を送付し、郵便局やゆうちょ銀行の窓口で手続きを行って頂くことになりました。私の周りでもマラソンが当たっていたという方もいて、本当に残念です。

ただ、男子マラソンの払い戻し対象になった購入者に関して5月5、6日に国立競技場で行う陸上のテストイベント「READY STEADY TOKYO」の優先先行販売をして頂けることになりました。担当者は「大会のチケットを申し込んだ方の気持ちを受け止められないか考えてきたが、男子マラソンの規模を考えるとオリンピックの他競技に振り返るのは難しかった。チケットは春以降も販売するのでご観戦をご希望される方は一般販売でお買い求めいただきたい。」と語っています。

札幌の準備は進む

その札幌ですが、東京オリンピックの開催都市として機運醸成中です。当初は札幌ドームでのサッカーだけでしたが、ご承知の通り、マラソンと競歩も札幌開催となりました。ちょうど、マラソンのスタート、ゴール付近は雪に覆われています。同地は、ラグビーワールドカップではファンゾーンとして活用された場所であり、今やっている雪まつりはじめ様々なイベントを行っている所ですので、受け入れ側も皆さん、色々なノウハウを持って大会を迎えられるのではないだろうかと考えています。

ただ大会開催の余波も

そもそも大通り公園は札幌の夏の風物詩である北海道マラソンの開催場所であり、そのあたりも含めてめりっとあるだろうとしていたのですが、何と2020年の北海道マラソンは中止となりました。1万人を超えるランナーが集まる市民マラソンですが、市民が参加出来ない東京オリンピックの為に中止になってしまったことは北海道マラソンファンの皆さん、市民ランナーの皆様には本当に申し訳なく思います。札幌滞在中にスポーツ界の方と話すと中止を残念がっていたのは事実です。尚、発表された理由は下記の通りです。

北海道マラソン組織委員会は休止の主な理由として、

①開催予定日の8月30日が東京パラリンピックの期間と重なるため運営全般に関わる要員を確保することが困難

②同6~9日に東京五輪マラソン・競歩が札幌市で行われることになり、北海道マラソンで会場としている大通公園内に大会関係施設が設置されるため原状回復に長期間かかるとしています。

突然の東京オリンピック・マラソン開催、突然の北海道マラソン中止の展開ですが、私達は仲間として20年を契機として持続発展可能な北海道が作られていくように努力を重ねていきます。