東京オリンピック延期より「気になること」

東京オリンピックは、予想通り1年の延期が決まりました。

これから選手や関係者の方々にかかるストレスは大変なものだと思います。しかし、4週間を目処に結論を出すとしていたのを、前倒しに決定できたのは、不幸中の幸いだと思います。

今朝のニュースは、東京オリンピック延期で埋め尽くされていますが、私はそれよりも日本のコロナウイルス感染者が増加傾向になっているというニュースを心配しています。3月24日の感染者数は69名と過去最高になりました。

また、東京の感染者数は、169名と北海道を抜いてトップになり、感染経路のわからない感染者が増えているそうです。これは、海外から帰国する日本人の中に感染者が紛れ込んでいるからではないでしょうか。

クラスター感染が大規模に広がるメガクラスター感染が発生すれば、東京も都市封鎖に踏み切る可能性も出てきました。

将来への対応を考える際に大切なことは、決めつけをしないことです。

「コロナは終わった」と楽観的になったり、「日本経済は破綻する」と悲観的になったり。このような断定的なコメントは、歯切れの良いものです。しかし、それはルーレットでチップを全て赤に置くようなギャンブルしているのと同じです。

私はウイルスの専門家ではありませんし、特別な情報源を持つわけでもありません。また、危機感を煽りたいわけでもありません。

このまま事態が収束していくことを強く望んでいますが、一方で最悪を覚悟して行動する必要があると思っているだけです。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2020年3月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。