アフターコロナの世界で大事なことの一つは、疲弊しかかっている世界の経済をどうやって立て直し、どうやって人々の暮らしを守っていくか、ということだろうと思っている。
緊急事態宣言が解除されて、ようやく私たちの前途に仄かな明かりが灯ったような感じだが、ここで日本の経済がダウンするようなことがあったら大変だ。
第二次補正予算案が閣議決定されたが、これだけ早く第二次補正予算案が策定されるに至ったのは、何としても今手を打たないと日本の経済が本当にダメになってしまうかも知れないという危機感が政治家の皆さんの間で共有されているからだろうと思っている。
多少の異論や不満はあっても、とりあえずこの第二次補正予算案を早急に国会承認して、一日も早く実行させたいという空気が永田町を覆っているような気がしている。
共産党やN国党の方々が賛成されるかどうかは分からないが、大方の国会議員の皆さんは色々意見や注文は述べても第二次補正予算案には賛成されるのだと思う。
疲弊しかかっている日本の経済を立て直していくためには、日本の先行きにそれなりに明るい材料を見つけ出すことが大事だろうと思っている。
延期になった2020年東京オリンピックなどは、日本が元気を取り戻すために極めて大きな材料になるはずだ、と私は思っているが、もともとオリンピック招致に不賛成だった方々や、オリンピックに莫大な経費を掛けることに反対だった方々を中心に、来年の東京オリンピック開催に反対の声を上げようとされる方があチラホラと現れているようだ。
コロナの蔓延でオリンピックの開催が絶対に不可能になっているのならともかく、今は、何としても来年の東京オリンピック開催を実現すべく懸命に頑張っておられる方々が大半のはずである。
アフターコロナの世界の希望の灯を今の段階で消してしまうようなことは、何としても止めてもらいたいものである。
よろしく。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年5月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。