米国で浸透しつつある、BYEDON2020とは

民主党の副大統領候補に指名されたカマラ・ハリス上院議員は、家計が抱える眠れない問題を「午前3時の課題」と名付け、政策対応する姿勢を打ち出したことで知られています。

その午前3時、2度のピュリッツァー賞に輝いた時事漫画家のマイク・ラコビッチ氏は、インスピレーションを受けて目を覚ましました――「バイデンとバイドンは似ている」!!

寝る前に視聴していたスーパーチューズデーが、彼の脳裏に刻まされたのでしょう。ラコビッチ氏はそのまま飛び起き、無我夢中でスケッチし「バンパー・ステッカーにしてはどうか」と考えたといいます。

SNSで共有した作品は瞬く間にヒットし、今では立派に「BYEDON 2020」がブランド化し全米でグッズを展開中。まさか当のラコビッチ氏も、ここまで人気を博すとは想定していなかったのではないでしょうか。

byedon

(出所:BYEDON 2020

さて、肝心のBYEDONの意味ですが・・・実は「さよなら、ドナルド(Bye Donald)」の意味で、トランプ大統領のファーストネーム、ドナルドのDonをもじったものです。いわば、ラコビッチ氏のインスピレーションからトランプ再選を阻む草の根キャンペーンが誕生したわけです。

トランプ陣営は本丸が数々の攻撃を繰り広げる一方で、民主党陣営は支持層がしっかり応戦しているもよう。これなら、バイデン候補も安心?


編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK –」2020年8月13日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。