この度、アゴラの新田哲史編集長が12月をもって退任することになりましたのでお知らせいたします。執筆陣の1人として今後も寄稿することはあると思いますが、編集部からは離れます。
なお、編集部の新体制については改めてお知らせいたします。
退任にあたり、新田のコメントです。
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突然のことではありますが、この度、編集長の職を辞することと致しました。5年3か月の在任中、政局にほんの少しは影響を与えることができるメディアへと成長できましたのも、スタッフ各位、執筆陣の皆さまの支えがあってのことです。
時には果敢に攻める余り、アゴラが孤立化しかけた逆境もありましたが、読者の皆さまの手厚い後押しがあり、数々の難局を乗り切ることができました。
そして何よりも5年前の夏、編集長未経験だった私を抜擢された池田信夫・アゴラ研究所所長の勇断がなければ、ここまでの道はありませんでした。
改めて皆さまに心より御礼申し上げます。
今回の退任は10月半ばに私から申し出たものです。就任から5年が過ぎ、マンネリ化の気配を感じていました。ここは一度リセットし、体制を一新することで、アゴラらしい大胆不敵な攻めの姿勢を取り戻すほうがよいと、私なりに熟慮し、決断した次第でした。
私事ではございますが、折しも今月で新聞記者を辞めてからちょうど10年の節目でした。
来年からは、アゴラでの5年間で得た経験を糧に新たな道を邁進する所存です。
2015年10月1日の就任から今日で1,902日。1日も休まず、大過なく、務めることができました。感無量です。
末筆ながらこの場を借りて、5年間支えてくれた家族にも今は感謝の思いでいっぱいです。
ここまで本当にありがとうございました。
これからもアゴラをよろしくお願いします。
2020年12月15日
アゴラ編集長 新田 哲史