竹芝の最先端スマートビルがオープンしました。

ロボット、AI、IoT満載の最先端スマートビル「東京ポートシティ竹芝」がオープンしました。

東京湾岸に都が保有する1.5haの土地に東急不動産と鹿島建設が建設したビルで、ぼくが代表を務める50の企業・団体からなるCiP協議会がTech & Popの企画・設計を手伝ってきたものです。

40階のフロアのうち、低層階にはホールや展示場などを構え、CiPが8階に入居して産学連携のプロジェクトを走らせます。

それより上にはソフトバンクの本社が入ることとなっており、5Gやデータ流通の環境を整えます。

まず目につくのがロボット。

AI受付・案内ロボットに、人が現れる案内サイネージ・ロボット。

荷物を運搬したり飲み物を提供してくれたりする子。

遠隔地とつながるアバター。

つながられる吉本興業大崎会長とビリギャル坪田信貴さん。

走り回って何やら散布しているヤツ。

うじゃうじゃと働いています。

1階のローソンでは、東大-KMD由来のテレイグジスタンス社が開発するロボット「Model-T」がバックヤードに配置されて、飲み物や弁当などの陳列を遠隔操作で行われます。

スタッフがいなくても、遠くからロボットに働かせるコンビニ。

デジタルサイネージも進化形が見られます。店舗やトイレの空き状況がセンサで把握、表示されます。店舗は無論キャッシュレス。

ソフトバンク社への入館は顔認証で、その人の属性に応じてエレベータが振り分けられます。密にならないように仕分けるのだとか。

それらを支えるインフラは、5Gは当然、センサーが1300個埋め込まれ、人流、属性、混雑、天候などのデータがエッジ解析され収集されます。

ソフトバンクはこれらを「都市OS」として組み上げ、他の地域にも展開する考えです。

浜松町駅から500mの歩行者デッキを地上15mに整備してビルに直結。

ビルの向こうは東京湾です。

竹芝20haは国家戦略特区の認定を受けていますが、倉庫などが並ぶ華やかさのない地域でした。

しかしこのビルが契機となり、急速に再開発が進んでいます。

浜松町の世界貿易センタービルは建て替えが予定され、南側には東芝ビルが巨大ツインタワーに生まれ変わる予定。

北側にはさきごろJR東が劇団四季や商業施設などの複合施設「ウォーターズ竹芝」を一部開業。

槌音は止まず、ほかにもニョキニョキとビルが建ち、この10年で一つの「市」ができる勢いなのです。

このTech & Pop特区の構想を始めたのが8年前。CiP協議会を設立して5年。

ほぼまるごと安倍政権の間、企画・設計をしてきました。

そして自民党総裁選にて菅政権の成立が決定した日に街開きとあいなりました。

新政権とともに歩み始めるスマートシティ。

お待ち申し上げます。


編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2020年12月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。