クラブハウス鬱という問題 意識高い系の圧をこえて

いかん、クラブハウスやその通知を眺めていたら、欝気味になってしまった。なんで、皆、そんなにお友達が多いのだろう。話すと人が集まるのだろう。もし、ここで私がルームを開いても人なんかくるんだろうか。などなど。そのあたりの苦悩をYou Tubeチャンネルで語ったので、ぜひご覧頂きたい。

もちろん、これ自体、SNSあるあるであり。意識高い系の人から受ける悪い影響なのだけど。頑張っている人、前のめりの人(というか、そう見えてしまう人)が周りにいると疲れてしまう、的な。

12年くらい前の、香山リカさんのこの本や・・・。

香山・勝間論争を思い出してしまった。

みんなが(たとえば勝間本を読んで)頑張っている様子や、うまくいく様子をみて、そこまで頑張れない、頑張っても成果がでない自分が辛くなるという。ざっくりいうと。

よくもまあ、それだけ話したいことあるもんだなと思うくらいに、通知が飛び交い。どんどん部屋が開かれ、楽しそうに語り、聴いている。その光景だけで鬱気味になってしまった。自信喪失の連鎖だ。すごいな、売れている人は。人気のある人は。

自分自身、昨年はイベントをほぼ行わず。さらに、人間関係を小学生レベルに戻したので。人と積極的に交流することがなく。すっかり、仕事で会う人と家族と近所に住んでいる人以外とは疎遠になってしまった。

そして、頑張ったところで、突然落ちるという現象もあり。サービスが不安定だ。

こういうときは休むに限る。新型コロナウイルスとの闘いもなかなか終わらない。息抜きながら、生き抜こう。人生はSNSだけではない、と言い聞かせてみるの巻。


編集部より:この記事は千葉商科大学准教授、常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2021年2月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。