菅総理の「興味あるテーマ」が徐々にはっきりしてきた?約106兆円の本予算が可決。

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

本日の参議院本会議にて、ついに次年度予算が可決されました。維新は例年通り野党として「反対」に票を入れましたが、長かった年度末の攻防もこれにて一段落です。

例年、予算と密接に関連する所得税法を所管する財政金融委員会では、総理入りの質疑をする機会が短時間ながら与えられまして、私も7分間1本勝負で質疑。

で税制とも密接に関連する同性婚の諸課題(配偶者控除が適用できない等)に絡めて菅総理に突っ込んで聞いていったんですけど、どうやら菅総理はこの分野につくづく感心がない模様で…。

カーボンニュートラルや規制改革については、紙から目を上げて自分の言葉でけっこう答弁されるんですけど、同性婚や多様性についてはまったくと言って良いほどペーパーの丸読みでした。

25日のマリフォー国会(同性婚制定を求める団体・当事者の方々による院内集会イベント)は盛況だったらしく、史上最多の国会議員が参加したようですが、まだまだ政治的な闘いは始まったばかり。

質疑の際にも触れましたが、日本の多様性・寛容性は非常に未成熟です。

それは伝統的価値観が根強いということだけではなく、多様性や寛容性を求めるいわゆる「リベラル」な人々の中にすら、少し異なる意見に対して痛烈に排除しようとしたり、時に「差別」とすら糾弾する方が(少数ながら)いることからも残念ながら明らかです。

それでも違いを認め合い、歩み寄って、少しでも社会や制度を変化させていかなければなりません。

だからこそ、保守政治家の役割は重要です。「保守こそ寛容であれ!」ということで、エドモンド・バークを尊ぶバーキアンである私も、自分の立ち位置でできることに全力で邁進をしてまいりたいと思います。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年3月26日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。