二階氏が推進役になれば子ども庁創設は自民党の公約に

二階氏が推進役になれば子ども庁創設は自民党の公約に

子ども庁とは対極にあるのが二階さんだろうと思っていたが、どうやら二階さんはこども庁創設を自民党の選挙公約の一つに入れるようだし、こども庁構想検討・策定機関の長になることを引き受けられたようだ。

NHKより

二階さんが目下のところ自民党の最高実力者であることは衆目の一致するところだろうから、二階さんがやると言えば必ず実現するのだろうと思っている。

しかし、何で二階さんがそこまで前のめりになるのかよく分からない。

こども庁構想をトコトン押し進めて行くと、厚生労働省の業務も文部科学省の業務も相当変革を迫られることになりそうだ。

法務行政にも影響がありそうだし、裁判所の在り方も変わっていかざるを得ないかも知れない。

子ども庁を創設して何を実現するか、ということが結構重要になりそうだ。

さて、82歳の二階さんが若い方々の意見や発想にちゃんと追いついていけるのかしら・・・。

頭が重過ぎると、どうしても自由奔放な発想やフランクな意見交換が封じられてしまう懸念がある。

立ち上げの時は結構だが、なるべく早い内に若い方々に二階さんのポストを譲られた方がいいのではないかしら。

風雲急を告げる兵庫県知事選挙で明石市長はどうするか

どういう結果になっても大きな禍根を残しそうなのが、7月18日に投開票が予定されている兵庫県知事選挙。

何とかならなかったのか、と思うが、名乗りを上げられた方々はどうやら退路を断っての立候補のようだから、保守分裂の熾烈な選挙は確定しているようだ。

県議会で多数派を占めていた自民党県議団が分裂せざるを得ないくらいだから、選挙が終ったらノーサイド、という穏やかな選挙にはどうもならないような気がしている。

報道されているところから判断すると、どなたもうっかり手を出せないような状況のようだ。

まさに、こういう時こそ、野党の皆さんには絶好のチャンスに映るはずだ。

保守同士が熾烈な争いを続けている時に、争いの間隙を縫って自民党系でない第三の候補を擁立すれば、上手く行けばその第三の候補が漁夫の利を得ることになる。

第三の候補次第では、既に名乗りを上げている方々の顔からサーッと血が引いていくかも知れない。

少々のタレントでは歯が立たないだろうが、兵庫県には全国に名が知られた名物市長がおられる。

これまで兵庫県政に特別の関心を払っている様子は見たことがないが、持って行き方次第では市政から県政に関心を持たれるかも知れない。

自民党がモタモタシテいると、兵庫から新たな火の手が上がり、全国に広がっていくかも知れないぞ・・・。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2021年4月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。