こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
ALPS処理水の処分は、福島第一原発の廃炉を進め、福島の復興を成し遂げるために避けて通れない課題です。
このため、6年以上にわたり、有識者の検討、国際機関からの評価、関係者への説明を行い、海洋放出が現実的と判断し、基本方針を取りまとめました。
準備作業を進め、2年後をめどに開始します。— 菅 義偉 (@sugawitter) April 13, 2021
ついに本日、福島第一原発内に貯蔵されている「処理水」の海洋放出が決定されました。
吉村知事、処理水の大阪湾放出「要請あれば真摯に検討」https://t.co/2RMNyQnqak
— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) April 13, 2021
福島「のみ」に負担を背負わせることには今後も対案(東京や大阪での一部受け入れ)を出していきますが、廃炉作業と復興のためにも、大半の処理水は海洋放出する他なく、この総理・政府の決断は支持するものです。
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何度も申し上げてきた通り、原子力関連施設から処理水が放出されるのは国際的にも認められたスタンダードな方法であって、中韓などが早速懸念を声をあげているものの、これは政治的な意図に基づいたものであることは明らかで、毅然とした反論が必要です。
こうして政府が逐一ちゃんと反論していくのが大事。
非科学的で理不尽な難癖には、毅然とした態度を示すことで、風評払拭にも、関係者の信頼を得ることにも繋がるでしょう。中韓の「深刻な懸念」に反論 処理水海洋放出で加藤官房長官https://t.co/vSOTrbxaah
— 竜田一人 (@TatsutaKazuto) April 13, 2021
加えて政権批判が目的化している一部野党も一斉に反発を強めておりますが、その対応を誤ると風評被害へと直結します。
まさにここから2年が正念場とも言えるわけですが、海洋放出を懸念される方には大きく3つのケースがあると思います(もちろん、混合している場合もある)。
(1) 処理水は科学的に危険だ、汚染されている!と考えている
確かに貯蔵されているタンク水の中には、現状においてはまだ基準値以上の汚染物質が残っているものがあるのは事実です。
今回はさまざまな議論を経て決定された、ALPS処理水の処分方法についてご紹介します。 #福島復興 #廃炉 #ALPS処理水 #燃料デブリ #復興 #エネ庁広報https://t.co/CkybYl2H9X
— 経済産業省 (@meti_NIPPON) April 13, 2021
しかしそれらも含めて、貯蔵されている水はしっかりとALPS処理され、安全な基準値以下にして海洋放出されることになっています。
これについて「ゼロリスク」を強く求める原理主義的な人を説得することは困難ですが、単に誤った情報を信じている人も多くいると考えられ、正しい情報を繰り返し伝えていくことが重要となります。
(2) 科学的には安全な方法なのかもしれないが、政府や東電が信用できない
難しいのはこちらの「きちんと処理すれば安全なのかもしれないけど、そこが信用できない」というケースです。
福島第一原発の汚染水を処理して放水する件の問題点は「本当に確実に、トリチウム以外の放射性物質を充分に除去した処理水だけを、適切に放水するか」という点だと思う。タンクの数が多いし、ここでミスがあると困る。必要な場合は再処理してから放水しなければいけない。
— 大貫剛 (@ohnuki_tsuyoshi) April 13, 2021
特に東電については、現在進行系で不祥事が続いておりますから、「信頼できない」という声が上がるのはある意味では当然のことだと思います。
ここについては政府のダブルチェックに加えて、国際機関(IAEA)がモニタリングに協力することなども強調しながら、ここから2年間の情報公開を徹底してメインの主体である東電が信頼を取り戻していく他ありません。
この点については、国会質疑で私からもきちんと確認・提案をしていきます。
(3) いずれにしても風評被害が発生するからダメだ!
まさにここから最大の課題は、風評被害をいかに最小限にするかです。
風評被害が発生するから避けよという指摘・懸念はまっとうなものではあるのですが、さりとて永久にタンクに貯蔵しておくわけにはいかないことは、これまでも繰り返し述べてきた通りです。
(1)(2)の懸念に打ち返していくことと同時に、個人レベルでは安心安全を発信していくこと、福島の海産物を食べることが小さな積み重ねですが効いてくると思っています。
安全なら処理水を飲めという匿名垢があるが、そんなことしなくても水道から出てくるトリチウム水を毎日飲んでる。俺は福島の旨い魚や果物を食べる。
— 細野豪志 自著出版 (@hosono_54) April 13, 2021
もと水道局員だけど、「水道水にトリチウムが入ってる」と言われたら「当たり前じゃん」としか思いませんね。トリチウムが入ってない水なんて見たことない。
ちなみに、水道水の水質基準には「ウランは0.002mg/L以下」って項目もあります。0.002mgまではOKです。 https://t.co/TcL5L38Bro— 大貫剛 (@ohnuki_tsuyoshi) April 13, 2021
民主党政権時代に、園田政務官が飲んでますね。「飲め!」という人ほど実践したとしても納得されませんが、それが風評被害軽減に役立つならいくらでも私も飲みますし、福島の海産物は買って食べ続けます。https://t.co/rtcGGelLNh https://t.co/rFhpxncFYo
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) April 13, 2021
ヨッピーさんの記事を参考に、福島県産品が購入できるサイトをご紹介しておきますので、ぜひ皆様も購入をご検討ください。
「ふくしまプライド」
「ふくしま市場」
「楽天 福島の魚」
「Ⅰ&U」
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明日以降、国会でも処理水を巡る議論が活性化すると考えられます。
対案なき立憲民主…いまも解決策を「まず探求」 処理水海洋放出 社民は「汚染水」https://t.co/zac4wLMgL6
社民党の福島瑞穂党首は「菅(義偉)政権は東電福島原発の汚染水を海洋放出することを決定」とツイッターに投稿。「汚染水」との表現が風評被害を広げうることへの配慮はないようだ。
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最悪 https://t.co/HMCTw1k57a— 足立康史 (@adachiyasushi) April 13, 2021
特に当時政権を担っていた方々にも責任ある態度を求めつつ、風評被害を最小限にした海洋放出の実施に向けて建設的な議論を重ねていきたいと思います。
それでは、また明日。