立憲・枝野代表「ワクチンより検査!」悲劇は繰り返されるのか?HPVワクチンでも見られた光景が再び…
こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
今日28日の定例会見に関する党広報の記事です。
「国が直接乗り出すならば、むしろ検査の拡大に乗り出すべき」ワクチンの大規模接種センター設置に枝野代表 https://t.co/HagVq5J0qK #立憲民主党
— 枝野幸男 立憲民主党 (@edanoyukio0531) April 28, 2021
財政出動に対する認識など一定の共感ができる面もありますが、本人が見出しにも用いた「ワクチンよりも検査」という主張については看過することができません。
わかりやすい記事貼っておきますねhttps://t.co/XATAb2U9XZ
— 手を洗う救急医Taka(木下喬弘) (@mph_for_doctors) April 29, 2021
この期に及んで、ワクチンより検査の拡大という主張ですか。そういう考えが支持者の間で主流だから、そう言っているのだろうけど。 https://t.co/VhVjLeVaeq
— 勝川 俊雄 (@katukawa) April 29, 2021
政府主導で東京と大阪に設置しようとしている集団接種センター構想に否定的なようですし、「とにかく政権のやることは批判したい」という目的ありきになっているように思えます。
■
そしてこの「ワクチンよりも検査」という言葉に、何か既視感があります。
そう、反ワクチン・ワクチン忌避から接種停滞が続いてきた「HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)」において使われてきた言い回しなんです。
過去に何度も取り上げてきたように、我が国では歴史的経緯からワクチン忌避の感情が強く、一部のメディアや活動家は熱心に反ワクチンを主張してきました。
その彼らが口を揃えて使うのが、以下の言葉です。
「ワクチンよりも検査」
「検査で子宮頸がんは防げる」
しかしながら、子宮頸がんの検査では早期発見はできても「予防」をすることはできず、「ワクチンと検査はどちらも重要」というのが正しい理解のはずなのです。
新型コロナウイルスにおいても勿論、どれだけ検査を重ねたところで(強制隔離が法的にできない日本では)ゼロにできるわけでも、集団免疫を獲得できるわけでもありません。
にもかかわらず、この後に及んで
「ワクチンよりも検査」
という言い回しを(わざわざTweetの見出しに使うほど)好んで使う・強調する枝野代表や立憲民主党には、反政府・反政権のみならず、反ワクチンという政策志向がどこかにあるように思えてなりません。
■
大変意味ある調査だと思う。子宮頸癌が健診によって防げる癌である事をしっかりと伝えている。我が国ではこの間子宮頸癌といえば、ワクチン接種の話ばかりが先行しているが、その副反応も含めて未だに全貌が明らかにはなってはいない。ワクチンリスクよりも着実な健診普及を。 https://t.co/rlBb9tpQyB
— あべともこ(衆議院議員・神奈川12区・立憲民主党) (@abe_tomoko) April 3, 2021
「記者会見の全文を読めば、ワクチンそのものを否定しているわけではない」という反論が来そうですが、私は全文を読んでもなお危惧を感じるのはそうした理由もあります。
こうした政党が野党第一党であることは、今回の感染症対策に限っては率直に言って大きなマイナス要因・リスクであり、くれぐれも影響力を持たれないように注意をしなければなりません。
維新は東京・大阪に集団接種センターを設置することを強く支持し、ワクチンパスポートの実現に向けたシステム構築など、政府与党がやるべきことをしっかりと後押しし、足らざる部分を提案してまいりたいと思います。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年4月30日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。