選挙DXとは~コロナ禍における民主主義の再定義~

「選挙DX」は、社会の根幹を変えると思っています。

コロナ禍の選挙ということもあり、社会が大きく変化していることもあり、福田峰之とそして支援団体である「#横浜STARTUP(代表:喜多埜裕明)」は、選挙DXを掲げています。僕たちの創り出す「選挙DX」は、これまで変わらなかった選挙の在り方や公約のつくり方を新たな時代の幕開けとして、再構築するという考え方です。

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被選挙権があれば、誰でも立候補することは出来ますが、特別な環境にないと当選することは出来ません。規模の大きな選挙になるほど、それは顕著であり、有名かどうか、お金があるかどうか、親族が議員かどうか、俗に「地盤・看板・カバン」が重要になるのです。何故、お金が必要かと言えば、活動拠点として規模の大きな事務所が必要となり、秘書等のスタッフも沢山雇わなくてはいけないからです。また、会議資料をコピーすれば、事務費もかかるし、コピー機も必要です。

現在、事務所はネット空間にあり、この取り組みに賛意を示し、支援を申し出てくれているメンバーは、沖縄、福岡、大阪、東京、もちろん横浜、そしてハノイにもいます。様々な能力を持っている人が、横浜を好きな人が、国内どころか、海外を含めて、あらゆる地域から支援をしてくれているのです。福田峰之が経験してきた、これまでの政治活動では考えられない事が起きているのです。因みにこれまでのタッフ会議では、1枚の紙も印刷していません。

選挙に際してのマニュフェストも、既存の団体や支援者からのリアルでの意見集約が大半となり、若者や新たな社会課題に取り組む人たちからの意見集約は出来ていないのが現状です。福田峰之の政策を伝えるだけでなく、伝えた上で、政策提案をしてもらう、疑問をぶつけてもらう、双方向の上に成り立つ対話型民主主義が必要なのです。そのためには、リアルだけでなく、デジタル&ITを使って、若い人たちや、有権者になっていない世代からも意見を受け取るプラットフォームの活用が必要となります。

若い人たちは、関心がないから、提案してこないだろうと勝手に決め込んではいけないと思っています。学ぶこと、働くこと、子育てにも忙しく、日々の生活が第一となるのは必然です。だから、時間がかかるような環境では、意見表明をすることは出来ないはずです。逆に言えば、自分の好きな時間に、短時間で、要領よく、手軽に出来れば、意見を言いたい人は沢山いるはずです。それは、自分たちの将来だからです。

次に時代をつくる世代、次の次をつくる世代へのアプローチとして「選挙DX」を確立出来れば、50年先を見据えた政策を考え、執行できる新たな体制が選挙を通じて整えられるのです。#横浜STARTUPと福田峰之は、横浜市長選挙を通じて、これからの民主主義という社会課題に挑んでいく、スタートアップでありたいと思っています。僕らも挑戦します、横浜市民の皆さんも一緒に民主主義の再定義に挑戦いきましょう。


編集部より:この記事は多摩大学ルール形成戦略研究所客員教授、福田峰之氏(元内閣府副大臣、前衆議院議員)のブログ 2021年6月8日の記事を転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、福田峰之オフィシャルブログ「政治の時間」をご覧ください。