小池百合子知事「中止」選択は取らず。オリパラ東京大会、次なる焦点は観客の有無へ

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

前提として私たち(維新)は昨年の都知事選以来、五輪・パラリンピックは開催延期による完全な形での開催を提言してきました。

その後も延期の可能性を模索しつつ、

・政局ではなく、科学的な根拠に基づいた開催可否の判断
・開催する場合は、今以上の感染症対策を徹底した上で実施

としてきたわけですが、海外から選手も続々と入国する開会式一ヶ月前となり、本日の5者協議で開催そのものは決定されたと判断するべきだと考えます。

東京五輪、観客上限1万人で開催 5者協議決定

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ずっと囁かれ続けてきた、「都議選前の小池劇場、五輪中止を打ち上げるのでは?」というのが実行されるとすればこの5者会議が最適でしたが、小池知事は見送りました。

小池知事が本気なら

「開催都市の長として、今の状況では命の安全が保証できない。東京大会は残念ながら中止をするべきです」

と発言することも可能でしたから、「開催中止」カードは小池知事も切らず明確に選択肢から外したわけですね。

その背景にあるのは、もちろん世論の動きです。

購読者に慎重な方が多いことが予想される朝日新聞の調査でも、「中止」は10%以上減少し、僅差ながら「開催」がトップに。

産経・FNNの調査では完全に逆転しています。

中止 30.5%(-26.1%)
制限開催 33.1%(+17.6%)
無観客開催 35.3%(+9%)

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スタートこそ遅れたものの、ワクチン接種はそれなりに順調に進み、多くの人が予想した通り世間の雰囲気は急激に変化しつつあります。

ただ、観客の有無についてはまだ意見が別れており、都内の感染状況も予断を許しません。

その点で、小池知事はしっかりと釘を刺すことを忘れていません(仮に「仕掛ける」としたらここでしょう)。

開催可否が決着し、次なる焦点は感染状況の推移から「有観客か、無観客か」あるいは「有観客の場合は上限何人にして、関係者枠はどうするのか」に絞られました。

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選手団への水際対策の甘さも含め、いわゆるVIP枠で訪れる関係者枠の特別扱いなど、今の政府・組織委員会の方針では国民の幅広い理解を得ることは困難です。

十分な経済補償などにより都内の感染状況を抑えることも含め、開催が決まった以上、安全な大会に向けた次善策を我々としても提言して参ります。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年6月22日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。