五輪開会式ディレクターの小林賢太郎氏が、ラーメンズ時代の20年前にホロコーストをネタとしていたことが判明しました。当然これに対して大きな批判が起こり、演出を担当していた小林氏が開会式前日にも関わらず、解任されることとなりました。
オリンピックの演出家の方が開会式前日に解任されるのは、まさに前代未聞です。
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中山泰秀防衛副大臣がサイモン・ウィーゼンタール・センターに連絡を入れたことで非難が沸き起こったようです。サイモン・ウィーゼンタール・センター(Simon Wiesenthal Center, SWC)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスに本部を置く、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の記録保存や反ユダヤ主義の監視を行っている国際的な影響力の非常に強いNGOです。
Tomo さん、ご連絡頂きありがとうございました。早速サイモンウィーゼンタールセンターと連絡を取り合い、お話をしました。センターを代表されるクーパー師から、以下のコメントがありましたので、ご報告します。
— 中山泰秀 Yasuhide NAKAYAMA やっちゃん (@iloveyatchan) July 21, 2021
たしかに小林氏の発言・行動は問題ですが、政府の中の人がこれをやることもたいへん問題をはらんでいるのではないでしょうか。
小林賢太郎のホロコーストのビデオ、実話BUNKAタブーが発掘して、それをJアノンの人が中山防衛副大臣に伝えて、「イスラエルと共にある」と言ってた彼がユダヤ人団体にご注進して、開会直前で解任という結果になったという経過なのね。悪いのは誰?
— 町山智浩 (@TomoMachi) July 22, 2021
【通報の経緯と思われる魚拓】
小林賢太郎氏、五輪開会式演出を解任https://t.co/EOd82afPyL
ユーザーから報告を受けた中山泰秀防衛副大臣がサイモンウィーゼンタールセンターに事態を報告、代表のコメントを得たと自身のツイッターで発表
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ネット→副大臣→人権団体→組織委 と副大臣が介在してることの評価を政府はしてるのか? https://t.co/JeygaaTaG3— 足立康史 衆議院議員 (@adachiyasushi) July 22, 2021
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コントは1998年に発売されたラーメンズのビデオに収録されたもので、教育番組「できるかな」のパロディーを装い、その中で「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」という言葉が出てきたようです。
この案件は、さまざまな方面で、さまざまな意味で、厳しい事態になると予想されます。サイモン・ウィーゼンタール・センターの影響力の一端は、マルコポーロ事件として知られています。組織委の適切な対応を期待したいと思います。