「コロナの気配」が消えた街。衆議院選挙の争点はコロナ対策「以外」になるのだろうか
こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
今週末も、めっちゃ人出が多いです。
緊急事態宣言で溜まった鬱憤を晴らすかのように、ららぽーと豊洲も後楽園周辺も秋葉原も老若男女で大賑わいでした。
そしてネット・リアル問わず御用聞きに回っていても、とんでもないスピードで人々の関心が「コロナ」から失われていくのを感じます…。
つい先日まで、衆議院選挙の最大の争点は「コロナ対策」でした。
実際に8月に行われた横浜市長選挙では、市の財政やIRなどを差し置いてコロナ対応にほぼすべての争点・投票行動が集約され、「コロナの専門家」を肩書に掲げた候補が番狂わせを演じました。
内閣支持率も明らかにコロナの感染状況と連動し、あと2ヶ月、総裁選のタイミングが違ったら、少なくとも菅総理は「不戦敗」を選ばなくても済んだかもしれません。
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本来はこうした感染が収まっている時期にこそ接種を進めて次に備えるべきなのですが、人間というのはまさに「喉元過ぎれば熱さを忘れる」のですよね…みんなで合理的に行動するというのは難しい。。
こうなると衆議院選挙の争点は、やはり経済対策や社会保障制度改革になってくると思います。
岸田内閣の所信表明演説では、20分を超える原稿からついに「改革」の文字が消え、増税の影が見えるマクロ経済政策にも展望がなく、経済成長は望めません。
社会保障制度改革も、先送りの延命措置。若い世代ほど損をする「国家ぐるみのネズミ講」状態の年金制度も、このままでは弥縫策が施されるだけです。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年10月9日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。