成長あっての分配。分配・増税が先走っても、将来不安で貯蓄が増すだけになる
こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
この決起大会で演説で、小野たいすけ支部長が良いことを言っていたのですが。
「経済成長を成し遂げずにいまお金を持っている人に負担(増税)をお願いして、分配をしても、それは貯蓄に回るだけ。
これからもずっと経済成長をしていくんだと思わなければ、人は分配されたそのお金を使おうとは思わない。経済はまわらない。
だから、経済成長をしていくビジョンが何より重要(要旨)」
まったくその通りだなと思います。
「岸田総理大臣は所信表明演説で『成長か分配かの不毛な議論はしない』と言っていたが、成長あっての分配だ。成長に関する議論が意味がないと断じるのは間違っている」
と喝破しましたが、これもその通り。
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「改革」「経済成長」
という言葉に、なんだか疲れる。もっと肩の力を抜きたいと感じる方がおられることは事実だと思います。
しかしながら、貧困や格差のない、機会に溢れる豊かな社会を維持していくためには、経済成長は絶対に欠かせません。
農耕でもして生きて行けばよいという「脱成長」論の欺瞞は、そんなことをすれば船は下の方から沈んでいく、貧しい人が真っ先にダメージを受けるのを無視することです。
社会的困窮者を救うためにこそ、時に苦しくても知恵を出して、イノベーションを生み出し、経済成長を成し遂げなければなりません。
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そのためには単に既存の枠組の中で補助金をばらまくのではなく、時代遅れの規制そのものをなくして新たな挑戦を後押しする仕組みが必要です。
公示日まで残すところあと10日。建設的な政策論争にしっかりと臨んでまいります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年10月10日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。