衆議院議員は失職するのに、なぜ解散する時に万歳三唱をするのか

もしかしたら片道切符?!解散時、失職をするのになぜ衆議院は「万歳三唱」をするのか

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

ついに本日、衆議院が解散されました。本来はここから1週間~2週間の準備期間を取るのが通例ですが、19日から総選挙がスタートするという短期決戦です。

解散のシーンを動画で投稿したら、「なんでみんなバンザイしてるの??」というもっともな疑問が寄せられました。

衆院解散、『リストラ宣告』なのに「万歳」するのはなぜ?
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9148dc1ec8cf4dd3e29d3d86b4901e04ac44396

早速メディアが特集記事を組んでおりまして、「景気づけ」「やけっぱち」「天皇陛下への敬意」など諸説あるものの、明確な理由はわかっていないというのが定説です。

ただまあ、普通に考えたら意味不明ですよね。みんな失職するわけですし。

加えて今はコロナ禍。政治の都合で決められた日程で選挙をすることに、国民はある意味で「振り回される」わけですから、万歳というのもそぐわない話。

>維新の馬場伸幸幹事長は「(コロナ禍で)多くの国民が不安を持つ中で『昔からやっているからという理由で万歳をするのはいかがなものか』という意見が代議士会であり、協議の結果、万歳しないでおこうと決まった」と説明した。

>また、馬場氏は自民党議員の多くが万歳三唱していたことを念頭に、「自民党は前例、慣例で政治を進めていくということの象徴的な一幕ではなかったか」と指摘。「国民の声をわが心とせずに『ずっとやっているからやるんだ』ということがはっきりと分かった。ますます自民党の現状維持のやり方というものに疑問を感じた」と述べ、選挙戦での対決姿勢を強調した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c0b5567a71c122bd1525889e650bdf8764eb87f6

そうしたことも踏まえて、維新は今回、万歳には加わらないことを代議士会で決定して臨みました。

前例に囚われず、「改革」に邁進していく維新のスタンスを示し、すでに他党との差異化・闘いの火蓋は切って落とされています。

衆議院選挙というのは参議院とも地方議会議員選挙とも異なり、全員が失職をして臨むということが唯一無二の特徴です。

参議院議員や地方議員は選挙後まで「任期」がありますが、衆議院は解散した瞬間に無職。地元に帰る時にも、これまで使えた議員特権のJRパスや航空券も使えません。
※【訂正】今日含めて5日間は限定的に使えるそうです。猶予期間。

そして当選できなければ議員として国会に戻ってくることはできず、まさに文字通りの「片道切符」となります。

もちろん維新は全メンバーが議員として帰還、議席は2倍・3倍増になると信じています!

明日は13時からマニフェスト・重点公約も発表いたしますので、ぜひご注目いただければ幸いです。

動画でもコメントしました。

それでは、また明日。

衆議院HPより 編集部


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年10月14日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。