まともな副業をひとつはもつ時代に

永江 一石

いよいよ大インフレが来ます。確実に来月くらいから来ます。もう来てます。

もはや「値上げ祭り」日本の激安生活が終わる日節約の味方まで値上げ、どう対抗するべきか

この記事は主婦目線の食品だけだが、原油価格がこの2年で3倍になっております。

石油から作るプラスチックの原料のナフサも

天然ガスも同様ですので、燃料費も原材料費も高騰。肥料も飼料もみんな上がってしかも日本が鎖国して海外と商社が交流できないうちに景気の良くなった国がバンバン買い付けるものですから、完全に日本は物資不足です。インフレは需要と供給のバランス。昔は国内だけの話だったのがいまはグローバルで、しかも欧米がコロナの多少の被害を物ともせず、国境を開放し経済活動に励んでいるのに日本は完全に負けました。もはやひとりあたりGDPではG7最下位から脱落する勢いです。

給与はこう

他の国はどんどん給料が上がっている。しかし日本だけが横ばい。物価が上がると他国は給料も物価も上がるいいインフレだが、日本は給料はあがらず(というよりもうすぐ貸付金の返済が始まり倒産が多発するので下がる可能性大)物価だけがあがるスタグフレーションの地獄です。

最悪のインフレ、「スタグフレーション」がヒシヒシとやってくる
原油石炭もナフサも食品も部品も原料も爆上げ中。最悪のインフレ、「スタグフレーション」がヒシヒシとやってくる今日この頃。 不況にもかかわらず、世の中のモノやサービスの価格(物価)が全体的に継続して上昇すること。英語表記「st...

こんなことも想像付かず、世界で唯一、オミ株に怯えて国民がみんな拍手喝采して鎖国して、ますます地獄に堕ちていく・・・・・・。

まあ、他の人は地獄に堕ちようが、あなたとあなたの家族はそうはいきません。必死に副業を考えている人もいるでしょうが、多くの人はこんな詐欺にはまってしまいます。

「サクラサイト商法」横行 背景にコロナ禍の生活苦

こんなアホなものにはまらないために、副業の基本を書きます。

1 合法であり、さらに反社会的でないこと
※サクラとかそういう人に言えないものはやってて楽しくない

2 参入障壁がそこそこ高いこと
※情報商材見て誰でもすぐにできたら儲かるわけないでしょ

3 ある程度のリスクはある事
※リスクもなくて儲かる話なんてあるわけないでしょ

そして・・・・
4 ノウハウが溜まることによって大きく育つこと

が重要となります。ぶっちゃけ、この4項目全部にあてはまらない副業は金のためだけになる可能性が高くあまりオススメしません。コンビニバイトやUberも人によってはいいですが、わたしのブログを読んでまでやらなくても誰でもできますので・・・・。

欧米は景気が良い。日本だけが負け組。それなら?

越境ECとか小難しい言葉で情報商材とか高額セミナーを売ってる輩もいますが、単純に言って

日本のメルカリ出すなら、ものによってはもっと高く売れるeBayに出そうよ

っていうことだけです。メルカリはアメリカにもありますが日本からアクセスしようとするとはじかれますので出品はできない模様。

もともと「せどり」と言われるビジネスがありまして、ヤフオク!では安いがメルカリでは高く売れるものを探して転売したり、ブックオフに行って高く売れそうな本を漁ってアマゾンで売ったりするのがありました。前者は別に需要と供給のバランスですから良いのですが、儲かる物はめったに無いし、後者は情報商材買った情弱が詰めかけて100均本コーナーを荒らしました。ブックオフもバカじゃないのでいまじゃAmazonの相場に合わせます。

で、eBayです。実は昔、日本にも出てましたが日本はヤフオク!のパワーが凄くて撤退しました。PayPalの親会社でしたが数年前に分離しています。

実は私はEbayでけっこう買ってまして、今見たら評価が1009ありました。全部buyです。売ったことはないです。

かなり前に書いたエントリーです。

Amazonのセールが終わった後で言う「eBayはめちゃお得」

いろいろリンク切れてました。ww

で、いま欧米はいろいろ好景気です。となると、不景気でずっとデフレだった日本から出品してアメリカでは高値が付くものもあるかもしれない。まずふと思って前に持ってた風の谷のナウシカが出てないか見てみました。

ありました。こちらアメリカの人が出品しています。

メルカリで見たら全七巻が3000円ですので、ざっくり6〜7倍くらいの価格になるわけですね。

売ったことは無いのでどうしようかなと思っていたらちょうどフォロワーさんにこういう方がいまして・・・

おおっと!! 興味あるかたはフォローしてあげてください。

競合になるかもしれませんけど親切に教えてくれます。

で、いまは日本人セラーは非常に評判が良い模様。中国は数回に1回届きません。催促すると「送ったので待って欲しい」という返事が来てさらに催促すると「じゃあもう一回送る」という返事が来て数日後に届いたことが何回もあります。w 本当に送ってんだろうか。

出品できないものもあるので注意

ヤフオク!よりは偽物に厳しいと前に書きましたが、ステッカー買った相手が瞬殺で垢バンされた経験があります。日本と違って違反するとどんなに評価が良くても速攻でBANされます。クールです。

で、↑の方に売ってはいけないモノは何か聞いてみました。著作権で厳しい企業もけっこうあります。こちらです。

ざっと見たところ

アバクロ
アメリカンイーグル  ※まあ両方とも日本から買う人はおらんわ
キヤノン
フォード
マクレガー
フォシル
UGG
ルーミス・・・・釣り竿
ガーミン(UK)
カシオは欧州にはダメみたい
レイバン
クイックシルバー
田宮 USA・・・・プラモはダメだな。売れると思ったのに
オークリー
北米Panasonic
ティファニー

みたいなのがいろいろありました。ここは手を出してはいけません。頻繁に更新されるようです。

まあこうしたブランドは田宮を除いて日本から出品しても意味ないわけですが

包丁とかはかなり高い評価の日本の方がいます。潰れた金物屋さんの在庫とかはありそうですね。

こうした日本からの商品には「目利き」という経験値が必要で、これは↑の4にあたります。逆に言えばどういうものが海外であたるのかを把握するまではけっこう苦労する可能性はありますが、それを突破すれば花咲く可能性は十分あります。

この際、海外の好景気を当て込んでこの分野に進出してはどうでしょう。海外から大口取引の話が来るかもしれないし、たぶん楽しいです。1000以上の評価のある私が言うから間違いありません。支払いはPayPalのアカウントを開設しましょうね。

ノウハウ本もいろいろ出てました。

F3al2/iStock


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2021年12月16日の記事より転載させていただきました。