文通費が「調査研究広報滞在費」に化けて使いたい放題?

議員特権を維持する、お手盛りの欺瞞は許されない

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

“文通費”日割り支給で与野党合意 名称変更も
https://news.yahoo.co.jp/articles/66a10f1634eaf1df7cc0bbfc9adc8c01ceafcf55

文書通信交通滞在費、通称「文通費」についての与野党協議が断続的に続いており、本日の我が党の参議院議員総会でも途中経過が報告されました。

・文書通信交通滞在費の名称を「調査研究広報滞在費」と改め、使用用途を拡大する
・日割り支給にする

の2点の議論が先行して進んでいるのは事実です。

この2点を先行させたい勢力の言い分は、昨日から石川県でスタートしている参議院補選です。

このままだと今月の参議院補選で当選した新人に、在任日数にかかわらず初月は100万円の文通費が払われてしまう。それを防ぐためにまずはこの2点だけ先行して法改正して、領収書公開などは後でゆっくり考えましょう!と。

…いやいやいや、絶対アカンでしょう。

こんな誰も痛みを取らないどころか、むしろ使途を拡大する「美味しい」法改正だけ先行させたら、その後は何もしない結末になることは火を見るより明らかです。

そもそも本来であれば、

まず領収書公開をして、すべての使途を明らかにする

何に使われているかを分析する

その上で実態に合わせた使途拡大を検討し、必要であれば名称を変更する

というのが筋道であって、現状、情報公開がなく何に使われているかもわからない=立法事実が確認できない状態なのに、とりあえず名称と使用用途を変更するために法改正しようというのは無茶苦茶なやり方です。

本日の維新・参議院議員総会でも

「いくら参院補選の当選者が今月下旬に誕生するとはいえ、日割りだけ先行させるのはいかがなものか」
「本当にその後、今国会中に領収書公開まで合意して決めることができるのか」
「同じ法律を同国会中に二度改正することは現実的ではない。事実上、そのまま逃げ切られる」

など、懸念の声が相次ぎました。私も同感で、よほどの担保が取れない限り、日割り等の先行を認めるべきではないと思います。

ちょうど藤田文武幹事長からも、同様のコメントが発表されました。

議員特権に批判が集まって騒ぎが起きたのに、結果として「焼け太り」のように使途が拡大された…なんて結末を許すわけにはいきません。

本件に対する世間の注目度は落ちているのが実情ではありますが、なんとか本丸である領収書・使途公開にたどり着くよう、引き続き強く声をあげていきます。

それでは、また明日。

kokouu/iStock


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年4月6日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。