沖縄でのサウナ旅を組み込んだワーケーション。行くことを決めたものの、沖縄は食事があまり美味しくないという先入観があり、それが少しだけ気がかりでした。
全体に素朴な味のお料理が多く、味が単調で繊細さに欠けるというイメージがあったのです。しかし、今回その印象は払拭されました。
例えば、「てびち」と呼ばれる豚足料理です。豚足を煮付けたものが一般的ですが、てびちの唐揚げもありました。繊細というより、かなりワイルドなお料理です。
プルプルのコラーゲンとダシの効いた味付けがクセになります。同じ豚肉のラフテーにも似ていますが、更にやわらかくて脂身が多く、食べ過ぎ注意です。
ラードご飯という凄い一品も初体験しました。白飯にラードを混ぜて食べる、脂質と糖質のかたまりです。
豚肉のバリエーション豊かなお料理と、炭水化物系がマッチした味わいは、台湾の味に似ているような気がします。
また、名物の沖縄そばも、お店によって随分味が異なります。今回は地元の人も推薦するなかむらそばに連れていってもらいました。
朝の10時半に開店ですが、11時に行くとほぼ満席という人気店です。
注文したのはアーサそば(写真)。アーサ(あおさ)の入った深い味わいのスープに魅了されてしまい、思わず2日連続で通ってしまいました。コーレーグスや紅しょうがを入れると、更に複雑な味に変化して、毎回スープは完全に飲み干します。
お料理の味わいは、気候や誰と食べるかによっても変わってきます。
そもそも沖縄料理は、やはり東京よりも沖縄で食べるのが最高です。
そして、那覇周辺にある観光地化したお店で食べるより、北部のあまり観光客が行かないお店の方が、ローカル度が高く個人的には美味しく感じました。
暑くも寒くも無い最高の気候で、気持ちの良い風に吹かれながら、地元のものを食べるのは美味しさ倍増。沖縄は春と秋が良い季節なのかもしれません。
今回はサウナ旅をアレンジしてくれたリゾートワークスの楽しいメンバーも一緒で、更に満足度アップでした。
沖縄のご飯はマズいのではなく、美味しいお店と美味しくないお店がある。これが、正しい理解です。
恩納村という北部エリアの快適なホテルに長期滞在したことで、沖縄のイメージがかなり大きく変わりました。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2022年4月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。