気候変動と珊瑚礁・セイウチ・白熊の関係に科学に基づいて意見した研究者たちは?

アゴラの杉山大志さんの記事「IPCC報告の論点58:観測の統計ではサンゴ礁は復活している」で、オーストラリア・クイーンズランド州の世界最大の珊瑚礁、グレートバリアリーフのことに触れられていました。

僕のお膝元、オーストラリアのグレートバリアリーフのことなので、その記事に即発されて、ユーチューブ動画を作成し、それが言論プラットフォーム アゴラでも取り上げられました。

「オーストラリア・グレートバリアリーフは地球温暖化と関係なく復活⁉」

アゴラでの杉山大志さんの記事は続いていて、以下の二つが気候変動と動物たちの関係を取り上げられています。

珊瑚礁同様に、セイウチや白熊は「地球温暖化で絶滅の危機」になんてなく、その分野の第一線の科学者たち(Peter Ridd博士、Susan J Crockford博士)の主張も「気候変動とは関係ない」ということで、メディアの印象操作を非難しています。僕も鍵となるデータを見る限りでは、そのように思えます。

「「セイウチが気候変動で死亡」は捏造」

「「気候変動で飢えたシロクマ」は誤報で訂正済み」

それらを読んで、そして記事で紹介されている科学者たち(Peter Ridd博士、Susan J Crockford博士)の以下の本を購入し読み始めているところなのですが、「あること」に気がついてしまいました。

「珊瑚礁」に関して、Peter Ridd(著)「Reef Heresy?」

「セイウチと白熊」に関して、Susan J Crockford(著)「Fallen Icon: Sir David Attenborough and the Walrus Deception」

「あること」とは、とても怖くてここには書けませんが、ぜひ動画を見てください。動画の冒頭の歌は、RCサクセッションの「言論の自由」です。地球温暖化に関して、科学者が「本当のことなんか言えない」となる、ディストピアにだけはなって欲しくありません。僕は科学者の端くれとして、Peter Ridd博士、Susan J Crockford博士を応援したいと思います。

(追加情報)

Susan J Crockfordさんの経歴は、以下の日本語のHPにあります。

「シロクマはじつは増えている」

スーザン・クロックフォード博士は進化生物学者。古動物学、捜査動物学の分野で 35 年の経験を持つ。ブリティッシュコロンビアのヴィクトリア大学における付属教授だったが、共同所有の民間コンサルティング会社(Pacific Identifications, Inc.) でフルタイムで勤務。著書に『生命のリズム:甲状腺ホルモンと種の起源』『喰われる』(シロクマに襲われるスリラー小説)、『ホッキョクグマ:事実と迷信』(七歳以上向け、フランス語とドイツ語の翻訳あり)、『ホッキョクグマのおおきなあし』(未就学児向け)、参考文献完備の『ホッキョクグマ:気候変動の驚くべき生き残り』、さらにホッキョクグマ保全状況に関する科学論文。これまでも GWPF向けに、ホッキョクグマとセイウチに関する概要説明とビデオを製作した。
スーザン・クロックフォード博士のブログは www.polarbearscience.com

Peter Riddさんの珊瑚礁の研究に関しても日本語のHPで詳しく解説されています。

「グレートバリアリーフに異状無し」

オーストラリア政府や御用学者は「サンゴ礁が危機にある」という言説を広めてきた。リッドは以上のような指摘を公然としたために、勤めていたジェームズクック大学の職を追われる羽目になり、法廷で闘争中である。「きちんと観測をして、データを公開し、互いに批判する」という科学のあるべきプロセスが、「サンゴ礁は危機にある」という御用科学に歪められ、腐っている、とリッドは訴え続けている。

動画のノギタ教授は、豪州クイーンズランド大学・機械鉱山工学部内の日本スペリア電子材料製造研究センター(NS CMEM)で教授・センター長を務めています。