ベルヴェデーレ(ウィーン)

2年半ぶりにウィーンへ。

音楽、美術館、食のどれも好みの大好きな街。2020年3月、2021年12月にも行く予定にしていたのがコヴィッドでダメになってた。この4月に今度こそ!と企画するも、戦争が始まってどんな感じになるかわからない時期だったので、諦めた。

でももう、ウィーン&楽友協会での演奏会が恋しすぎて耐えられない。4月下旬と5月初旬の可能性を探りつつも躊躇したのち、ついに、5月下旬、オーストリア航空に乗って、愛する街に久々に到着。

まずはベルヴェデーレでクリムトに挨拶。

大変ご無沙汰していました、美しき恋人たち&ユディット&ひまわりさん、その他美しいご婦人たち、アッターゼーの美しき風景。

アッターゼー、数年前のクリムト取材で行きそびれて以来、憧れの場所。いつかきっと、ね。

マカルト、シーレ、シシィ&皇帝にも挨拶し、ベルヴェデーレのウィーンアート満喫。嬉しくて嬉しくて、絵の前でニヤニヤが止まらない。

へぇ、クリムトの”キス”がNFTになってるみたい。欲しい。

外に出て、この敷地の館で晩年を過ごした最愛作曲家の記念碑で頭を下げてから、美しい庭園を下ってベルヴェデーレ下館へ。

それにしても、なにこの暑さ?秋冬に来ることが多かったので、ウィーンがこんなに暑いなんて覚悟してなかったよ~。ふらふら。

下院では、ヴェネツィアをテーマにした展覧会が開催中。思いがけず最愛画家ターナーの作品に遭遇してニッコリ。ロミー・シュナイダー主演のシイィ映画のヴェネツィアシーンを放映しているコーナーも。この映画シリーズ、大好き。何十回って見てる♪ ウィーンの人たちは、かつて自分達の帝国支配下だったヴェネツィアのことをどう思っているのかしら?聞いてみたい。

暑くて歩くのヤダけど、食欲はそれを上回る。さぁ、ウィーンの行きつけレストランにシュニッツェル食べに行こう♪


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々4」2022年5月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々4」をご覧ください。