安全運転の岸田内閣はブランディングに大成功?
こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
参院選の投票先は自民50%・維新8%・立民7%
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA275120X20C22A5000000/
日経新聞が行った世論調査にて、比例投票先「自民」が20年ぶりに単独で過半数を超えたことに衝撃が走っています。
われわれ野党の不甲斐なさでもあり、口惜しい気持ちでいっぱいです…下がった分がそのまま与党に移動している感。。
岸田内閣の支持率も最高潮で、これにはウクライナ情勢やコロナ感染の収束なども影響していると思いますが、やはり変化・改革より安定が好まれてしまうのかなあと。
思えば菅内閣は、わずか1年の短命内閣でしたが、
・カーボンニュートラル目標のぶち上げ
・携帯料金の値下げ
・不妊治療への保険適用
・高齢者の保険料負担増(一部を2割へ)
・学術会議人事への政治判断
などなど、ぱっと思いつくだけで世論を二分するような政策・姿勢を次々に打ち出しました。
私もそのすべてに賛成というわけではありませんでしたが、すくなくとも国会・国政に「動き」があることは非常に好ましいことだったと思います。
翻っての岸田総理は、いろいろな「ビジョン」を打ち出して検討を続け、決定するのはNISAの拡大など当たり障りのない(敵を作らない)政策ばかり…。
補正予算も予備費の積み増しと最小限のバラまきで乗り切り「やっている感」を出すなど、政界の波乗りは秀逸ですがそれは国民にとって果たしてどうなのか。
実際、岸田内閣を支持する理由では「人柄が良い」がトップで「政策が良い」はごく少数にとどまり、逆に支持しない理由は「政策が悪い」がぶっちぎりという状態になっています。
危機感がなければ、王者はその椅子から動こうとしません。それは物価高騰や電力の逼迫など(節約しないと罰則?!)を迎える我が国にとって不幸なことです。
岸田内閣を政策実行のステージに引きずりだせるよう、今国会で最後に残る参議院補正予算審議・集中審議に全力で臨んで参りたいと思います。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年5月30日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。