「第三極」の巨星、渡辺喜美氏が引退へ

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

いよいよ明日22日から参院選がスタートいたしますが、去就が注目されていた渡辺喜美議員は不出馬・政界引退を表明されました。

渡辺喜美参院議員が政界引退を表明 「第3極を作る目論みは終了」

渡辺喜美参院議員が政界引退を表明 「第3極を作る目論みは終了」:朝日新聞デジタル
 元みんなの党代表で、行革担当相などを務めた渡辺喜美参院議員(70)が、22日公示の参院選に立候補せず、政界を引退すると表明した。全国比例からの立候補を模索していたが、事務所関係者によると準備が整わず…

維新から禍根を残してしまう形で去り、最後は残念ながら国会内においても影響力が低下されていたことは残念ですが、「引退」となると胸に込み上げてくる様々な想いがあります。

まずは長きに渡る「第三極」を立ち上げる闘い、本当にお疲れ様でした。

隠すまでもなく、私の政治キャリアのスタートは「みんなの党」です。当時、渡辺喜美さんが自民党を飛び出して作ったベンチャー政党。

そこには若く新進気鋭のメンバーが集まり、政治が変わる予感にワクワクしながら、その門戸を叩いたことを昨日のことのように覚えています。

「政治をあきらめないでください!」

と熱弁を振るう姿。おそらくご自身が何度も何度も、何度も政治を諦めそうになったからこそ説得力を持って放たれるその言葉に、心を突き動かされた人々は多いと思います。

解党時に書いた過去ブログ記事。

志半ばでの空中分解となりましたが、自民でも民主・共産でもない、「第三極」を作ろうとした方向性は今も間違っていないと思いますし、その一部はまさに日本維新の会に流れ伝わっていると思います。

渡辺喜美氏による「第三極」を作る冒険は終わっても、その想いは確実に次の世代に引き継がれていく。

あの当時、多大なるリスクをとって新たな政治軸を立ち上げようとしたことは、間違いなく近代政治史に残る大偉業でした。みんなの党と維新の合流が成っていればと、未だに思いを馳せずにはいられません。

人は変われど、想いと政策は継承されていく。

私たちみんな党チルドレンは、「みんなの残党」などと自嘲気味に自称しながらも、様々な政党で、あるいは無所属で政界に根を張って活動を続けています。

新しい政治をつくる、その未来を信じて。渡辺喜美氏より受けた薫陶を胸に、私たちは独自の歩みを続けてまいります。

長い間、くそお世話になりました!!!
※漫画「ワンピース」サンジの台詞からのオマージュ

さあ、気を取り直して明日からは参院選、次なる闘いです。やるぞっ!

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年6月21日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。