プーチン大統領の交替なくしては、停戦交渉は進まないだろう

4州加盟を支持する集会で登壇するプーチン大統領
クレムリン公式サイトより

ロシアは、ウクライナとの国境近くの地域で核実験くらいには踏み込むかも知れないな、と思っている。

ウクライナの東部、南部の4州をロシアに併合するとの手続きがロシア国内法の手続きに沿って正式に完了したとの報道がなされているが、その一方でロシア軍は占領したはずのウクライナ4州の地域から次々に撤退せざるを得ない状態に追い込まれているようだから、目下のところロシア軍の敗色が濃厚なのだろうと思っている。

ロシア軍の司令官が何人か解任されているそうだから、プーチン大統領の思惑通りには事が運んでいないことは確かなようである。

プーチン大統領は再三核の使用を示唆しているが、幸い現時点では、核使用に至る兆候はどこにも認められないそうだ。

如何にも粗暴なプーチン大統領のように映るが、それでもある程度の抑制は働いているようである。
散々無茶をやっているが、しかし、今のところ決定的な無茶はしないようにしているように映る。やはり、どこかで停戦に持ち込みたいと願っているのではないかしら。

中国側からは特にメッセージが出ていないようだが、インドが停戦に言及し始めているのは何かのサインかも知れない。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2022年10月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。