安全保障戦略の改訂に向けて維新と協議の可能性を岸田首相が「検討」

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

盛り沢山な本日は衆議院代表質問2日目、維新から馬場伸幸代表が登壇しました。

所属議員も増えたので持ち時間は30分と増加し、テーマは憲法改正や経済対策、国会改革まで多岐に渡りましたが、非常に重要・画期的な岸田総理からの答弁がありました。

維新、岸田政権に対決色 立民との「共闘」成果も
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3567bad0ce1adbebacb326393a568ab2b0c9614

「今後のわが国の安全保障は、これまでの延長線上で考えるべきではない」

馬場氏は安保から質問を切り出し、防衛費の大幅増など党の政策を説明。政府が年末に予定する国家安保戦略など戦略3文書の改定について、閣議決定前に国会で改定案を示して維新など野党側と議論するよう求め、首相から「検討する」との答弁を引き出した

政府が防衛政策の決定過程に野党の関与を認めれば異例の対応といえる。馬場氏は本会議後、記者団に「丁寧に進める力を発揮してもらえると期待している」と評価。別の維新幹部は「安倍晋三政権や菅義偉政権でも、ここまで踏み込んだ答弁はなかった」と満足げに語った。
(上記記事より抜粋、強調筆者)

何が画期的なのかというと。今年の年末に日本の安全保障戦略を大きく規定するいわゆる「防衛三文書」と言われるものが5年ぶりに改訂されます。

外交安全保障にはあまり野党は関わる機会がなく、これまでも政府が単独で検討・改訂をしてきたものですが、これに対して公党同士・党首同士のやり取りも含めて議論が事前になされる可能性が出てきたわけですね。

我々も現在、包括的な防衛・安全保障政策についての政策提言をまとめている最中ですが、政府与党に正面から提案をぶつけるチャンスが来るでしょう。

中国の脅威やウクライナ情勢に加えて、北朝鮮からのミサイル連射。確実に我が国の「包囲網」は狭まっています。安全保障政策の転換に待ったなしです。

維新が主張し続けてきた、攻められないための能動的な「積極防衛能力」を我が国の基本戦略に位置づけるべく、提案を練り上げてまいります。

明日7日は参院本会議、浅田均参院会長が登壇予定です。こちらもぜひご注目ください!

それでは、また明日。

SeanPavonePhoto/iStock


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年10月6日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。