リクルートによると、三大都市圏(首都圏、東海、関西)の9月のアルバイト・パート募集時の平均時給は、1141円だったそうです。前年同月と比べて、31円(2.8%)増で、過去最高となりました。
9月のバイト時給、2.8%高 最高更新 経済再開が影響https://t.co/VYjYuzgpkH
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) October 18, 2022
コロナ禍から経済再開したことや、10月の最低賃金の引き上げが時給上昇の要因とみられています。
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しかし、日本国民の多くは、TBS「情報7daysニュースキャスター」の「出稼ぎ日本人」特集などを見て、日本と海外との賃金の差が開く一方だと気づき始めています。
TBSでやってる「情報7daysニュースキャスター」で「出稼ぎ日本人」の特集。とても興味深い。オーストラリアで収入が3倍になった美容師、日曜の時給が4200円の工場労働者、年収300万円から8000万円になった米国の寿司職人など。「日本で働くのがバカバカしい」といった証言がリアル。
— 深町秋生・「天国の修羅たち」3刷 (@ash0966) October 15, 2022
20歳の日本の若者なら迷わず海外で働く、との意見も。
私が20歳の日本の若者なら迷わず海外で働く。一番稼ぎやすいのは、すし職人や美容師。メイクアップアーティストもハリウッド業界に入り込めれば年数千万円稼げる。何もスキルがないならカリフォルニア州のマックでハンバーガーひっくり返せば来年から時給3256円。 pic.twitter.com/aWhiySff9v
— H.S. Kim (@xcvbnm67890) October 18, 2022
時給が高いということは、家賃とか物価も日本より高いので気を付けてという指摘も。
時給が高いということは、その分 家賃とか物価も日本より高いという現実なので、安易に鵜呑みにしてはなりませぬ!#nスタ #海外出稼ぎ
— T-snipe (@snipe1014) October 18, 2022
この風潮に対して、心配する声も。
海外の日本食レストランで働いた方が圧倒的に儲かります。
遂に出稼ぎがニュースで取り上げられるに至ったか。これ、円安だけの話ではありません。「改革」によって日本社会経済を破壊し続けてきた結果でもあります。日本の発展途上国化は着実に進行しているということです。https://t.co/Q0eaihHQiL
— 室伏謙一 (@keipierremulot) October 18, 2022
対して、毎日新聞の元村有希子記者は、「その手の人達が日本に戻って来たら、時給1000円だと1000円分の労働しかしない『モラルハザード』が起こる」と番組でコメント。(ちなみにモラルハザードの使い方も間違っています→モラルハザードって何?)
それに対して毎日新聞のえらい役職のコメンテーターが「働くのはお金だけじゃない」「日本のおもてなし精神が損なわれるのでは」(ちょっとうろ覚えだが)とか、だいぶアサッテなコメントしていて、「そういうところだぞ」と見ていて思った。
— 深町秋生・「天国の修羅たち」3刷 (@ash0966) October 15, 2022
一方で、日本のコンビニのレジのお仕事は日本社会の矛盾が凝縮されていると思います。
「キャッシュレス決済など精算方法が増え、レジの仕事が複雑化してる」……専門性の高い仕事になりつつあるのに、パートタイムの時給は変わっていない。https://t.co/iqmqRCdM6q.
— Togetter(トゥギャッター) (@togetter_jp) September 18, 2022
そして、日本で働くと、時給が低いうえにいろいろ天引きされてしまいます。
社会保障の天引きの割合も日本より低いので(国によるが)、手取りの割合が日本より多い。賃金が安く天引きが多い日本で正社員になるのが最大の負け組。どうしても日本に住みたければ米国株投資家として稼げるようになれ。米ドルで稼げるし天引きされない。
— H.S. Kim (@xcvbnm67890) October 18, 2022
これだとみんなワーホリに行きたくなってきますね。
今回の特集で取材を受けた(コットン工場で時給4300円で働いていた)者です。
オーストラリアと日本の賃金と労働環境の差を物凄く感じます。
海外で働くには英語は必要ですがネイティブ並に話せなくても仕事に就けるし、日本でくすぶってるなら海外に来て挑戦してほしいと思ってます!— Yuki🇦🇺ワーホリ2年半で1000万円貯金達成 (@yuki8semi) October 15, 2022
日本人がこれだけ苦手だった英語を話せるようになる日が来るのは、遠くないかもしれません。