ツイッターランドに異変:プラットフォームの在り方とは

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

ツイ廃議員として、今日はTwitterの話題をば。

イーロン・マスク氏がTwitterを買収し、人事にメスを入れる報道が流れてから(日本では広報担当の大半が解雇との情報)、実際にTwitterの中でも大きな変化が起きているように感じます。

ここ数年、Twitter上ではリベラル・左派系の話題が強く、ニュースでもよく流れてくるなーSNSはそういう趨勢なのかなーと素朴に思っていたのですが、どうやらTwitterの広報・キュレーションチームが人為的にやっていたものだったようです。

直ちにこれが不正だとか不適切だと断定できるわけではありません。「キュレーション」という言葉や行為自体、人によって色々な定義や評価もあるでしょうし。

ただTwitterというSNSにおいては、まずは自然発生的に話題が集まったニュースが、一定の基準を超える広がりを見せてからキュレーターがピックアップされて拡散・広報すると多くの人が思っていたであろうだけに、まずキュレーターがニュースを選んでいたという事実はなかなかに衝撃的です。

ここは評価が分かれるところだろうと思いますが、私自身は結果として今までのTwitterのやり方はあまり望ましいものではなかったと感じます。話題になるものより、話題にしたいものを志向していた感は否めません。

実際ここ数日、偏ったニュースや話題が表示される頻度が激減しており、(私にとっては)以前に比べて快適な空間になっています。

少し話題はそれるかもしれませんが、これは表現規制の問題とも地続きです。

「差別的・暴力的な投稿はプラットフォーム側が責任をもって規制するべき。対応を義務付けるべき」

という議論は以前からあるものの、プラットフォーム側に規制権限をもたせ過ぎると、かなり恣意的な操作・制限をされる可能性があります。

もちろん何もしないというわけにはいかない一方、発言の制限や凍結にはプラットフォーム側に説明責任や基準の情報公開がもっと必要ではないかという指摘はかねてからあるところです。

今回のTwitter動乱を契機に、非常に大きな影響力を持ったプラットフォマーのあり方について、建設的な議論が進むことを期待しつつ、政治側からできること・やるべきことについても改めて考えてまいりたいと思います。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2022年11月7日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。