サンシャイン60で乱闘したチャイニーズドラゴンってどんな人たち?

東京・池袋の「サンシャイン60」のフランス料理店で起きた乱闘事件で、警視庁は準暴力団「チャイニーズドラゴン」の姜海鋒容疑者(51)ら5人を威力業務妨害と建造物侵入の容疑で逮捕しました。グループ間の対立が原因とみて経緯を調べています。

「チャイニーズドラゴン」には赤羽や上野、葛西、王子、府中と5つの地域を拠点とするグループがあり、池袋で行われたのは、赤羽グループ幹部の出所祝いでした。しかし、姜容疑者がトップとされる上野グループは招待されていなかったため、それに腹を立ててフランス料理店に押しかけて、乱闘になったようです。姜容疑者は51歳だそうです。

チャイニーズドラゴン=怒羅権(ドラゴン)は、中国残留孤児の2世らを中心とした「半グレ」のグループとされています。「半グレ」とは暴走族OBを中心に暴力団に所属せずに犯罪を行う集団で、暴力団ほどの明確な組織性はもちませんが、集団的または常習的に暴力行為を行っているとして、新たに「準暴力団」と定義されています。

「半グレ」は準暴力団 警察庁、取り締まり強化を指示 - 日本経済新聞
警察庁は7日、「関東連合」や「怒羅権」など暴走族OBを中心とした「半グレ」と呼ばれる集団を「準暴力団」と位置付け、情報収集と取り締まりを強化するよう全国の警察に通達した。警察庁幹部は「資金力もある準暴力団の人脈や資金源を追及することで、闇社会の実態解明にもつなげられる」としている。通達では、暴力団ほどの明確な組織性はな...

「半グレ」は暴力団ほどの明確な組織性はありませんが、集団的または常習的に暴力行為を行っている集団で、「半分グレている」「グレーゾーン」の略語ともいれています。ただし、半分どころか全部グレた犯罪集団という指摘もあります。

暴力団に籍を置いていないので暴力団対策法の規制を受けず、有効な法的な規制を受けない状況となっていました。

チャイニーズドラゴンは、中国残留孤児帰国者の一時入所施設があった東京都江戸川区葛西で1988年頃に結成されたといわれています。

(イメージ)とばっちりをうけたサンシャイン60

この報道にサンシャイン池崎氏もびっくり。

チャイニーズドラゴンは警察による呼称、怒羅権は当事者による呼称だそうです。

2013年には準暴力団と認定されています。

メンバーの行動はかねてから問題を指摘されています。

実質的に解散しているという見方もありますが、実際のところはわかりません。