こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
昨日の読売朝刊で、岸田総理のウクライナ訪問がスクープされたことが波紋を呼んでいます。
ウクライナ、キーウに各国の要人訪問が行われるようになっている今、連帯を示すためにも総理のウクライナ訪問には条件付きで賛成です。
訪問するとなれば「手ぶら」というわけにはいきませんから、新たな具体的支援を表明するきっかけにもなるでしょう。
繰り返し委員会質疑などでも取り上げていますが、技術力に定評のある日本製の地雷撤去車両やピックアップトラックを提供するなど、我が国にはまだまだ可能な支援策が残されています。
この支援策を発動するきっかけになるのであれば、政治的メッセージに加えて、総理によるウクライナ訪問は前向きなものになるのではないでしょうか。
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しかしながら。
前述のサキシル記事でも述べられているように、このタイミングでリークされる(スクープされてしまう)岸田総理および官邸関係者の情報管理は大丈夫か?という点はかなりの懸念事項です。
戦時中の国に訪問することになれば、それはまさにトップシークレット。警護体制の構築も含めて、時期の情報が簡単に出回ってはいけないはずです。
「戦況を見極めて最終判断」という脳天気な醸成が戦争当事者国に伝われば、どのようなアクションを引き起こしてしまうのか。そこまで考えて情報管理を行わなければならない事項のはずです。
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支持率低迷にあえぐ岸田内閣としては、米国訪問というイベントが終わったいま、ウクライナ訪問は起死回生の一手なのでしょう。
打ち手の限られる中、観測気球をあげてまず感触を確かめたい…というのであれば、まさに日本の国内事情、単なる選挙的な発想です。
さらなるウクライナ支援の必要性は認識しながらも、その外交判断が政局に振り回されることのないよう、国会論争の中でもしっかりと釘を差していきたいと思います。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年1月22日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。