飲食店がなんとか生き延びてインバウンドを獲得する方法

コロナが終わったのに居酒屋は倒産が凄い

帝国データバンクが実施した調査によると、今年1~5月までに発生した居酒屋の倒産は前年から4割増で推移。コロナ禍のダメージを大きく受けた20年と比べても多い。凄いことになっています。特に零細のところが倒産しまくっている。

これは本当にヤバい。

日本の製造業が海外流出し、これからは観光で食っていかないといけないのに、日本の資産である飲食業がなくなってしまっては商品が並んでいない旧ソ連のスーパーみたいになってしまう。これは日本の財産であり、飯の種なのです。

むしろもう、これしかないの

なんで倒産しているのか・・・・

ざっくり挙げてみます。

・宴会、歓送迎会などの習慣がなくなった
→上司が部下を誘えない社会の変化も

・原価や人件費の高騰

・ゼロゼロ融資を返せないからいっそ・・

・業態を変えようにもアイデアがない

・田舎の場合は人口が激減

・経営者が高齢でやる気を無くした

と、いうような理由があると思います。閉めてしまった方がいいと判断している場合は仕方ないのですが、「負けるものか」「まだ情熱は失っていない」というひとのために、役に立てばいいなと思ってこのエントリーを書きます。

高齢者、女性向けのメニューを充実させる

コロナ禍のあと、有意義に女性客が減っているという話をいろいろなところで聞きました(データなし)。

女性の方が、そして高齢者のほうが感染を怖がる傾向がある。

2023年6月ファイザー調査

コロナ禍で女性と高齢者が来なくなったのはこういう理由だろう。しかし高齢者は圧倒的に数が多く、お金があって暇。だからここを外してしまうと商売が成りたたない。怖くても来る価値があるコンテンツを揃えるしかないのだ。

食べる言い訳を設定する

赤身>脂身
焼き物・蒸し物>揚げ物
玄米>白米
小盛りメニュー
豊富な野菜メニュー
綺麗な器
ややお高めでOK

など、メニューを追加したり、集客にプラスになる工夫をしていくのは、決して損はしないだろう。

インバウンドを狙っていく

これはもう、場所によるところが大きく、そもそもインバウンドが来ないような立地では狙っても無駄なわけです。その前提で・・・・

1 多国語メニューを作る

これはですね。ココナラにたくさん出てます。しかもこんな価格なんですよ。

これはもうやらないという選択はないんじゃないでしょうか。

2 海外版口コミサイトに投稿

欧米向けはTripAdviserが一番知られている。まだ投稿していなかったらぜひ。知らないうちに投稿されていたら料理写真をどんどん掲載してお客さんにもお願いしましょう。

香港発で東南アジアに強いのはライステラス。これは関東版

日本語対応していて多言語には勝手に翻訳してくれます。

中国本土向けはこちら

こちらは翻訳機能がないので日本語で登録しているお店もありますが、中国人の知人を頼るかココナラで中国語翻訳の人にお願いして登録して貰いましょう。かなり効果があるようです。

わたしも仲間と1年がかりでiPhoneアプリを開発していまして「オミヤ」という名前でやっともうすぐリリースです。飲食店がマクドナルドやスターバックスのように事前に名持ち帰りの予約をして帰りに受け取るシステムです。利用料は無料。なんとか飲食店の方にがんばってもらうためにスタッフ全員、ほぼ手弁当で頑張っております。