訪中したブリンケン国務長官は記者会見で「台湾の独立は認めない」と発言しました。
US Secretary of State Antony Blinken says he raised concerns about China's "provocative actions" in the Taiwan Strait during talks in Beijing
"We do not support Taiwan independence," he adds https://t.co/q5LVRjYhbL pic.twitter.com/ioj8JnH3th
— Bloomberg (@business) June 19, 2023
この発言を受け、一部界隈では台湾有事がこれによって回避されて、台湾有事を日本有事だと煽っていた人々は誤っていたと、自信満々に吹聴する人々が見受けられます。
「ブリンケン米国務長官『我々は台湾の独立を支持しない』」当たり前のことを言った。台湾有事は日本有事と吹き上がっていた皆さんはどうなさいますか。だって台湾有事はないんですよ。だからその振り上げた拳をどうするかを訊いてるんです。拳を振り上げたままで結構ですから、どうぞご退場ください。
— 立川談四楼 (@Dgoutokuji) June 21, 2023
これで決まったようなもの。台湾有事は、起こらない。
台湾有事は、日本有事と言っていた戦争屋の傀儡は、振り上げた拳を何処で下ろすのか?
上げた拳ごと退場したらどうか。 https://t.co/T84roPABik— 原口 一博 (@kharaguchi) June 20, 2023
著名ジャーナリストによれば、もはや日本は防衛費増強も必要なくなるようです。ブリンケン国務長官の影響力はここまで凄いのでしょうか?
米国のブリンケン国務長官は、台湾の独立を支持しないと、はっきりとここで明言している
43兆円の軍拡増税は一体、何のためにやるのか。馬鹿馬鹿しい。いますぐ防衛財源確保法、防衛産業支援法を取りやめてほしい
中国は馬鹿ではない。アメリカとことを構える戦争など望んではいない#軍拡より生活 https://t.co/rr6YbvUBcb
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) June 19, 2023
台湾独立を認めないという方針を米国が半世紀近く堅持してきたことは、あまり知られていないようです。
なんかコメ欄の人わかってないみたいですが「アメリカは昔っから『一つの中国の原則は容認、台湾独立の支持はしない』けど、武力で台湾を攻撃したら許さんぞ」ってのが半世紀ずっとその方針だったことをご存じではない?って感じ。
というか今までの方針を堅持するよって話でしかない。 https://t.co/I6FpqwDHA3— もへもへ (@gerogeroR) June 21, 2023
国際政治にまつわる知識の無さを露呈させた日本の知識層の教養レベルが疑われてしまいます。
米国は従前より台湾独立は支持していないし、現実に「台湾独立」は起きません。それでも有事の可能性があるのは、中国側が「台湾独立」というレッドラインの定義を都合よく解釈して変え、台湾を統一できると思えば侵攻する可能性があるからです。台湾有事は日米や台湾ではなく中国がやるかどうかです。 https://t.co/qIS23qSXuK
— 劉彦甫 (@LIU_Yen_Fu) June 21, 2023
こうしている間も中国は着々と台湾侵攻に向けた準備を進めています。
中国、台湾にらみ「戦争準備強化」 軍拡止まらずhttps://t.co/u9sr5nYa0a
台湾侵攻を念頭に置いた軍の「重大任務」の準備強化や、核戦力を含むとみられる「国家戦略体系」の能力向上を目標に掲げるなど軍拡路線の継続を示した。一方、李克強首相はこうした各国の警戒感を招く部分を読み飛ばした。
— 産経ニュース (@Sankei_news) March 5, 2023
Xi tells Chinese Army to prepare for war. He also does not wear army uniform for fancy dress competition, he Chairs China’s Central Military Commission. pic.twitter.com/H2jd6yeAp4
— Ashok Swain (@ashoswai) November 9, 2022
中国は台湾問題が「中国国民自らが決定する事項」と認識しており、それを解決するためには最終手段として武力行使することを否定していません。
平和主義者の人たちが言うようにアメリカが煽っても、煽らなくても、中国は台湾を武力侵攻する意志を明確にしています。
台湾問題で武力行使の権利「決して放棄せず」、習主席が強調 https://t.co/13TxakuPmv pic.twitter.com/SlwC5pFcOh
— 株式情報市場 (@yuria2122) October 17, 2022
台湾有事が発生すれば、シーレーンが遮断されることで日本にエネルギーや食糧が入ってこなくなる可能性があり、沖縄の在日米軍基地も攻撃され日本が戦場になってしまうかもしれません。
それゆえ、台湾有事は日本有事なのであり、平和主義者の人たちはその現実をもっと理解するべきです。