渋谷区副区長「ブタ」発言で電撃辞任!副区長による議員の住所暴露事件

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

女性新人区議を「ブタ」呼ばわりの渋谷区副区長が辞任発表、女性のマンション暴露など不適切発言で 本人に謝罪
https://news.yahoo.co.jp/articles/5700d102681b7d246450b6cec36b2efa838421fd

渋谷区の副区長が、大勢の区幹部が見ることのできるコミュニケーションツール(teams)内で、不適切な発言・投稿をしたことが大問題となっています。

新人区議が区や副区長が進めている政策に異を唱えたことがきっかけのようですが、容姿を揶揄するような発言は明らかに許されることではありません。

しかし「ブタ」発言が大きくフォーカスされていますが、それよりもさらに深刻なのは、当該区議の非公開住所が副区長によって晒されていた・書き込まれていたという事実です。

なんらかの威圧が目的で書いたことは間違いないと思いますが、副区長とはいえ、非公開の住所をどこからどんな権限を使って入手したのか。

これは辞任をして終わりではなく、再発防止のために本人からも聞き取り調査をし、結果を公表する必要があると思います。

私の住所をさらさないで!(NHKマガジン)
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/18320.html

折しも地方議員の住所公開については、ここ数年大きな議論になっており、これまで公表していた議員の自宅住所を非公開にしたり、事務所住所でOKとする自治体が増えています。

かつてはプロ野球選手名鑑に「ファンレターを送ろう!」と自宅の住所が書いてあったような時代もありましたが、今はもちろん、そのような時代なわけもなく。

そもそも公職選挙法に立候補者の住所を公開する条文があるわけですが、これも細かな番地や建物まで特定できるほど公開する必要があるかどうかは大いに疑問であり、党内でも議員立法をつくる上で議論をしている最中です。

今回の副区長の対応はただただ残念な事件でありますし、非公開の住所を非合法にオープンにしたという点で別の課題があるものの、

せめてこうした「地方議員と住所公開のあり方」について、また一歩の議論が進む奇貨となることを願い、また私としても提案を続けていきます。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年8月8日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。