こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。
ジャニーズ事務所の問題が収束の気配を見せません。もちろん少年たちに対する性被害も、その隠蔽に加担したメディアの罪も極めて重く、再発防止のためにあらゆる手立てを講じなければならないのは言うまでもありません。
しかしその前段となる記者会見で事態が紛糾中。
ジャニーズ事務所会見、望月衣塑子記者が“大暴走” 順番守れず井ノ原快彦がなだめる「落ち着いていきましょ」
一社一問というルールを無視して、東京新聞・望月衣塑子記者が大暴走。
ジャニーズ会見での拍手について忖度などとも言われているので、会見にいた人や実際に拍手した人に話を聞きました。陰謀とかでなく記者も人間だよねとしか……
ジャニーズ会見で賛否 異例の「拍手」をした記者が明かす「“いい加減にしろよ”という思いが…」https://t.co/yDqKOHsiGN
— 徳重龍徳(インタビュアー、グラビア評論家)@ちいかわ好き、ホークスファン (@tatsunoritoku) October 4, 2023
これについて「不祥事を起こして追及・制裁される側が記者会見のルールを設定するのはおかしい!」という擁護論もありますが、これは私は正しくないと思います。
それなら相手は記者会見を開かないだけだと思いますが。何か記者会見を、お白州での申し開きの様な義務だと思っている人が多くて驚きますが、あれはあくまでやる側が任意で行うものです。勿論それに説得力がある、ないの批判はあってしかるべきですが、ああしろこうしろと他人が命ずる事はできません https://t.co/mlDgPDvS0q
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) October 3, 2023
これについては珍しく(?)米山隆一さんの意見に同意するところですが、記者会見はその主体が自発的にやる・主催するもので、そのやり方について批判するのは自由であっても「かくあるべし」と命ずることはできないでしょう。
あくまで不祥事を起こした企業や個人をさばくのは行政や司法であって、記者会見はメディアが「正義の鉄槌」を下す場ではありません(しかも今回のケースでは、メディアが隠蔽に加担してきたわけでね…)。
それこそ記者会見は主催者側のある種サービスであって、真実に迫る等はメディア側が自らの努力で行うべきというのが基本ではないでしょうか。
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記者会見のルール設定が主催者側の自由だが、NGリストを裏で作るのは不誠実・不適切
という論評を動画でしたところで、新たなニュースが報じられました。
こちらについては、まったく擁護することはできません。ジャニーズ側の対応は極めて不適切だと私も批判の声をあげたいと思います。
ルールは主催者側がつくり、それを守って運営するからこそ、公開されていなければフェアではありません。
NGリストをつくることは妨げられないにしても、それは公開するなり、NGならNGで最初から当該記者に伝えて参加不可にするべきでした。
こうした記者会見運営の手法は、オープンで誠実なフリをして実態は異なるという、極めて不誠実かつ不適切な姿勢であると糾弾されてしかるべきでしょう。
これでは井ノ原氏の「子どもが見てるから、ルールは守りましょうよ」という言葉が、まったく空虚どころかマイナスのブーメランになるでしょう…。
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危機管理対応は誠実かつオープン、迅速に。他山の石とし、また本問題についても注視を続けていきます。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2023年10月4日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。