2023年12月8日に発売となった私の新作書籍『世界のニュースを日本人は何も知らない5』でも指摘していますが、 日本で移民に関する議論で欠けている点として児童保護・婚姻・生殖に関することがあります。
その中でも最も議論になるべきなのが、女子割礼です。
先進国に移民を出す国には、いまだに女子割礼をするのが当たり前な国がかなりあります。
実は、日本から近い東南アジアでもやっている国があります。
女子割礼とは、幼児や乳児・女子の性器を刃物で切り取って縫い合わせるという行為です。
医師がやる場合もありますが、多くの地域では麻酔もなく民家の一角や小屋などで不潔な刃物やハサミを使って地元の産婆や祈祷師が行います。
一部を切り取る場合、性器をほとんど切り取る場合、針でちょっと穴を開ける場合など様々なパターンがあります。最も凄惨なものは切り取ったあとに排尿や生理用の穴だけ少し残し縫い合わせてしまいます。
出産や性交はどうするかというと、刃物で切り裂きます。これも素人がやる場合があります。
こういう習慣を、移民は先進国にも持ち込みます。彼らは考え方がちがうから、説得しようとしても聞かないのです。しかも、移民3代目とかになっても闇でやったりします。子供を海外に連れ出してやる親もいます。
このため、イギリスはじめ移民多数の先進国は、自治体や医療機関で通報したり、女子割礼を犯罪化する仕組みがあります。医療関係者が見分けられるようにトレーニングもあります。
しかし、日本ではまだ議論すらありません。
ユニセフのデータを見るとわかりますが、女子割礼をやる国は意外と多く、西アフリカや中東、東南アジアと幅広い地域に残っているのです。
現在31カ国に住む少なくとも2億人の少女と女性がFGM(female genital mutilation=女性器切除)を受けている ユニセフ
ちなみに女子割礼の割合が最も高いのはソマリアで、女性の99%が19歳までに割礼を受けます。割礼を受ける女子には死亡者もいます。
https://unicef.org/media/128221/file/FGM-Somalia-2021.pdf
マレーシアの場合、何らかの形で割礼を受けるイスラム教の女性はなんと93%にもなります。
犯罪と文化の行き詰まり: マレーシアでの女性器切除 Human Rights Pulse
日本のフェミニストは夫が家事をやらないことや、本屋のお色気本には文句をいうのに多忙ですが、こういう真の人権侵害には声を上げません。
そして人権侵害の対象となる女性が移民として日本に入ってくる可能性も増えているのに何も指摘しないのです。
日本は入国管理法を大幅に緩和し、いまや先進国で最も外国人単純労働者が移民しやすい国になりました。他の先進国は厳しくなってため、アメリカやイギリスに入国できない人が日本に来ているのです。
つまり女子割礼や名誉殺人、児童婚、近親婚をやるような文化圏から人が来るわけです。
日本で女子割礼や名誉殺人が起こる様になった場合、自治体や警察・病院・保健所・学校・児童保護施設・女性の保護施設は対応できるのでしょうか?
よく考えて欲しいのです。
彼らは地元や部族、宗教の習慣やおきてを優先します。日本や先進国の考え方や科学を受け入れない人もいるわけです。
その様な人々をどうやって説得するか。
言葉も習慣もちがうのです。
日本語が通じず、女子割礼や虐待を受けた児童をどう保護するのか。治療費はどうするか。議論して欲しいのです。
娘さんがいる方は目を背けたくなると思います。しかし、発展途上国には小学生の娘を老人に売ってしまう、従兄弟と無理やり結婚させ従わねば石で殴り殺す、婚前交際した女や妹が寝てる間に硫酸をかけて殺害する、娘の女性器を剃刀で切り取り縫い針で縫い付ける親がいるのです。
これらは「真の女性の人権侵害」です。
日本は外国人が簡単に定住できる国になったため、この様な女性の権利侵害する人々が皆さんの隣人、子供の同級生の親、同僚などになる可能性があります。
外国人児童への人権侵害を発見したら、みなさんは外国人親と戦い子供を守る気力はありますか?
警察に通報できますか?
これは外国人に対する差別ではなく、女性や児童保護の話です。
安い労働力を入れ快適な生活をするには、この様な「多様性」への対応や支援体制も必要になるのです。