年末年始にコンビニと言えるのは「成城石井」だけ

人手不足の影響か、店舗の営業時間を短縮する動きが広がってきています。

以前にも書いたように、私の家の近くのコンビニエンスストアは年中無休24時間営業を止めて、朝7時から午後11時までの「セブンイレブン営業」に変更しました。

セブンイレブンが、本当に「セブンイレブン」に戻った理由
自宅の近くにあるセブンイレブンの営業時間が10月から変更になりました。 今まで24時間年中無休で営業していたのが、午前7時から午後11時までの営業時間に変わりました(写真)。 セブンイレブンという店名は、朝7時から夜11...

さらに徹底しているのは、私が住んでいるビルの地下にある青いコンビニです。

普段から日曜日や祝日は閉店しているお店ですが、年末年始はなんと6連休(写真)。

もはや、これはコンビニと言えないのではないか、とさえ思ってしまいます。

そんな中、最強と思えるのが成城石井です。赤坂アークヒルズにあるお店は、年末年始も関係なく24時間営業を続けています。

しかも、コンビニエンスストアでは、年末年始は総菜などの欠品が目立っているのに、成城石井では通常とあまり変わらない豊富な品揃え。

クラフトビールや珍しいワイン、卵や野菜などの普通のコンビニでは売っていない食材も手に入れることができます。

食品以外の日用品などは扱っていませんし、コピーや宅配便サービス、コーヒーの販売、銀行ATM等はありません。その意味で、成城石井はコンビニではありません。

でも、万が一のときのライフラインとして、どちらが利用者の人数に応えているのかと考えると、少なくとも私にとっては成城石井こそコンビニエンスと思えるのです。

人手不足にも関わらず、アルバイトではなく社員と思われる日本人スタッフが常に店舗にいて、問い合わせなどにも丁寧に対応してくれます。この点でも外国人アルバイトに頼っているコンビニと対照的です。、

今年も正月三箇日が終わるまで、地元の成城石井にお世話になることがまだありそうです。


編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年1月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

アバター画像
資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。