毎日新聞・森ゆうこ前議員の両訴訟で勝訴確定

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毎日新聞訴訟で勝訴確定

毎日新聞に対する名誉起訴訴訟(2019年6月記事関連)について、最高裁から双方の上告申立を認めない旨の決定が本日(1月11日)送付されました。

これで私の勝訴が確定しました。

本件は高裁で勝訴判決が出ていましたが、当方にとっても十分満足できない部分があり、双方から上告申立をしていました。当方の主張が完全には認められなかったのは残念ですが、ともかく不当な名誉毀損報道だったことが確定しました。

判決を受け、まず毎日新聞には徹底した検証を求めたいと思います。

毎日新聞にはこれまでも繰り返し検証を求めてきましたが、「訴訟係争中」を理由に応じてもらえていませんでした。不当な報道を繰り返さないため、開かれた場での検証と結果公表が不可欠のはずです。

特に、当方の上告申立が認められなかった点(「記事には金をもらったとは書いていない」との毎日新聞の言い逃れが認められた点)については、法的には違法とされなかったにせよ、ここまで欺罔的報道をメディアの倫理上認めるのか、今後も続けるのか、十分に議論すべき課題と考えています。

今後も、不当な報道が繰り返されないため、被害者の一人として力を尽くしていくつもりです。

森ゆうこ前議員訴訟で勝訴確定

毎日新聞訴訟の勝訴確定の直後、最高裁からもう一件連絡があり、森ゆうこ前議員との名誉毀損訴訟についても、上告棄却で私の勝訴が確定しました。

これで、私の一連の訴訟は、すべて勝訴で終結しました。

森前議員の事案は訴訟では勝ちましたが、大問題は、国会内でなされた誹謗中傷は免責特権で守られ、訴訟すらできなかったことです。

国会でこれについて問題提起をしましたが、残念ながら進展がありません。「政治改革」が争点になっている中、課題の一つとして国会改革もぜひ議論してほしいものです。

「カネにまみれ、論争はスキャンダル追及ばかりの政治」から「政策本位の政治」への転換が課題のはずです。

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