「最悪や!」思わず本音が漏れる、自民党の迷走とガバナンスの崩壊

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

テレビカメラの前で、打ち合わせから出てきた浦野靖人代議士が「最悪や」と嘆息するほど、政治倫理審査会を巡る27日の自民党の対応は酷い有様でした。

さすがにあそこまで岸田総理・総裁が「説明責任を果たす」と言っているのだから、最初は予算日程と交渉しながら多少ゴネたところで、最後は完全公開で審査が行われる。私もそう思っていました。

しかし自民党の裏金議員たちは、本当に公開の場で説明責任をする気がないようです。

公開の場で出席して良いと言っていたのは、西村康稔議員と武田良太議員。ならばまず、この二人だけ先行して審査を行おうと与野党で調整が整いつつあったところ。

西村康稔議員が突然、方針転換をして逃亡(出席意志を撤回)。おそらく、おまえだけ先行してやったら前例になるだろうと、安倍派の裏金議員たちから圧力があったのではないでしょうか。

ならば武田良太議員1人だけでも行おうと幹事会をセットした直後、1人だけで出席するのはおかしいと武田良太議員も方針転換。まあ、自党の仲間たちが揃いも揃って逃げ出したら、そう言いたくなる気持ちはわからなくもありませんが…。

こうして、公開・非公開のやり方を話している間に結局「政治倫理審査会に出席を容認する議員が誰もいなくなった」という結末に至りました。

意図的・組織的・長期的に裏金づくりを行い。

それがバレても刑事処分も、党内処分も受けず。

誰がどう見ても裏金なのに追加納税もせず。

さらには説明責任すら誰一人として果たそうとしない。

でも国民には厳しく納税してもらうし、税金を潤沢に使う予算案も通してください。

これが今の無責任政党・自民党の姿かと思うと、心の底からがっかりします。

28日も断続的に衆参で政治倫理審査会の開催に向けた協議が続きますが、予算が成立する前にフルオープンで説明責任を果たしてもらうよう強く要望していきます。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2024年2月27日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。