国民自身ができる少子化対策

少子化の理由はたくさんあるが・・・

少子化はエグいくらいの速度で進んでいる。

2023年の日本の総人口は推計で1億2435万2000人と前の年より60万人近く減った。鳥取県、島根県あたりが毎年消滅していることになるが、実はこれは日本人の減少ではない。人口には外国人の推計値(国内滞在期間90日超であって移民ではない)24万人が含まれている。純粋な日本人だけで言うと84万人の減少になり、山梨県より多い人口が1年で消失したことになる。

いつもいっているように人口問題研究所の中位予測は当たった例しがなく政府に対する忖度が見え見え。実際、日本の子供を産める女性の数は激減しており、特に若い女性の未婚率が高くなっている。

この理由もたくさんあるのだが、

  • 日本の「嫁」という古い価値観で家に縛られたくない
  • 男女強制同姓など、古い価値観が変わらないため女性が結婚するデメリットが大きい
  • 女性の社会的地位が上がり男性に依存しなくても良くなった

特に3番目は未婚率をみると顕著で

男性は高学歴のほうが結婚していて
女性は低学歴の方が結婚している

ということがわかる。

大学や大学院に進学した女性の約3割がすでに生涯未婚であり、これからその比率がもっと上がる。男女強制別姓などの女性にだけ不利な日本の規制ではバリキャリ女子ほど結婚する気を無くす。なのに家制度り復活を目論む高市早苗などの自民右派はいまだに選択性別姓に大反対。まさに高齢者の意見のまんまだ

以下に日本の法律が高齢者の意見に左右されているかがわかる典型である。これから結婚する可能性がない高齢者がこれから結婚する世代をがんじがらめにしているわけだ。

もう国が行う少子化対策は無理・・・・

10年くらい前からわたしはブログで少子化対策こそ日本の最優先課題であると言ってきたが、ここまで何も変わらないのを見ると、「もう婚姻率を上げるのは無理」と考えるに至った。岸田内閣の異次元の少子化対策は異次元の馬鹿げた対策でした。

では我々はどうすべきか

少しでも子供を増やすのなら、政府が何かをしてくれることに期待するより我々がなにができるかを考えた方が良い。

すでにお子さんがいる方に
もう1人、2人を産んでいただく方が敷居が低い

ということである。

その障壁となっているのが、第1位は不動の経済問題であるが、第2位に

1人の子どもで手一杯というのがあります。

日本のような伝統的性別役割分業が根強い国では女性の地位が高まれば出生率が低下する一方で、性別平等意識の高い国における女性の地位のさらなる高まりが出生率を上げるというのは定説です。

従来の日本の古い価値観を夫や家族が持っていると、出生率は低下。しかし性別平等意識が高まってくると夫が家事を妻と均等に分担するようになると出生率が上がる。つまり

夫にどうやって家事分担をしてもらうか

ということが2人目、3人目の鍵となります。内閣府の大規模統計でも同じ結果でした。
我がアシスタントの由良さん宅では4人のお子さんがいる。ご主人もよく知っている。しかもバリッバリに働いているご主人が均等に家事を担当している。共に大卒です。

そこで由良家はどのようにして家事を分担できるようになったか。そのコツは何なのか、詳細にわたってnoteに書いて貰いました。構想から2年近く。ついに完成したので皆さまにはぜひ読んでいただきたい。

これが壮大なる夫と火事を分担するためのマニュアルだ

【#ゆらnote】神夫直伝!忙しいワーママ・パパが家事育児と仕事をうまく両立する方法を全公開します〜第1部〜
第一部は無料で公開しています。

第二部はかなりの文字量です。
【#ゆらnote】神夫直伝!忙しいワーママ・パパが家事育児と仕事をうまく両立する方法を全公開します〜第2部〜
980円

こんな方に読んで貰いたい

  • 少子高齢化に真剣に不安がある方
  • これから子供を作る、または2人目、3人目を考えるご夫婦
  • 2人目の孫を見たい、特に夫側の祖父母
  • 少子化対策を真剣に考えている政治家【バラマキだけが仕事じゃない】
  • 忙しい、忙しいといってる夫にぶちかましたい妻
  • 保育園や幼稚園の経営者

などなど。
超力作です。すでに子育てが終わった方も拡散に協力いただけると幸いです。あなたの年金はこれから産まれる子供たちが払ってくれるのです。


編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2024年4月22日の記事より転載させていただきました。