立憲民主党の「人質作戦」は立憲主義の否定であり、野党第一党の責任放棄である

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

何度も触れてきた通り、国会運営においては野党第一党が大きな力を持ちます。

野党の筆頭として与党との協議窓口を担い、法案審議のスケジュール策定に中心的に携わっていく。

その野党第一党が、自分たちの意見と異なるからといって審議日程を「人質」に取るようでは、建設的な国会運営など夢のまた夢です。

立憲民主党は「論憲」というスタンスだと言いながら、憲法改正の議論に対してはことごとく後ろ向きです。

憲法改正が望ましくないという立場で主張されるのはもちろん構いませんが、国民投票に至る道をことごとくすべて否定する姿勢は、「立憲主義」とかけ離れています。

憲法はこれまで一度も国民の選択に委ねられることなく、ときの政権の解釈や類推適用によってその内容が変えられてきました。

文言は一文字も変わっていないのに!

条文策定を進め、最後は改正するかしないかを国民投票に委ねて信を問う・国民が自身で憲法を選択することこそが、本当の「立憲主義」です。

参議院で残る法案審議日程を盾に取り、国民から選択肢を取り上げようとすることは大きな間違いであると、強く指摘をしておきたいと思います。

>立民 参院国対委員長 “憲法改正の条文案作成なら審議応じず”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240606/k10014472951000.html


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2024年6月6日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。