蓮舫議員の事前運動問題。共産党作成の政策チラシの方がアウトでは問題

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

都知事選挙への挑戦を表明している蓮舫議員の公職選挙法違反(事前運動)疑惑が話題になっています。

投票依頼をしていないとはいえ、かなり直接的な表現で支援を呼びかけている街頭演説の動画については、限りなく黒に近いと私も思います。

ただ、これは確かに個別ケースによると思いますし、演説というのは前後の文脈もあるので曖昧なことは事実です。

一方で、私が気になっているのは共産党さんが作成したチラシです。

なぜ共産党さんが「無所属」で挑戦される蓮舫議員のオリジナルチラシを作っているのか、蓮舫陣営は「勝手につくるな!」と抗議をしないのかは不思議で仕方ないのですが…まあそれはそれとして。

こちらには「7/7 都知事選」と選挙の種類と日程を明記したうえで、「蓮舫さんを都政に押し上げ」等と裏面に書いてあります。

私、総務省の選挙担当に直接確認したことがあるのですが、この「投票依頼」はしてないけれど、政治活動のチラシに選挙の具体的日程を掲載することは

事前運動とみなされる可能性が高いので、やめた方がいい

とはっきり言われたことがあるんですよね。

総務省や選挙管理委員会は違反そのものを摘発・判断できないので、玉虫色の回答になる場合も多いのですが、明らかに駄目なものは駄目、危ない時は危ないと見解を示してくれるときがあります。

この選挙の期日についてはかなり明確に「事前運動とみなされる可能性が高い」とのことなので、黒なんじゃないかと思うのですが、どうでしょうか。

蓮舫議員は完全無所属で選挙に挑戦されると仄聞しています。こちらのチラシが自身の政治活動と無関係であるならば、然るべき対応をされることを勧めたいと思います。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2024年6月8日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。