紆余曲折でバイデン大統領が撤退。政治家の「引き際」の重要さ

こんにちは、音喜多駿(日本維新の会 参議院議員 / 東京都選出)です。

注目していたバイデン大統領の去就ですが、ついに本人が大統領選からの撤退とハリス氏の後継氏名を発表されました。

様々な報道から、最後の最後までバイデン大統領が迷っていた様子が伝わってきますが、彼の決断から我々若手政治家が学ぶべきことがあるとすれば、やはり引き際の大切さではないでしょうか。

私はバイデン大統領の決断は遅すぎたと思います。やはり、80歳を過ぎてからも現役を続けることは前提とするべきではありません。

カマラ・ハリス副大統領インスタグラムより

前回の大統領選挙に当選したときから、次の選挙での自分の年令は自明だったわけで、体力の衰えだって実感していたでしょう。そうした与件を考えれば、次回の選挙は自分は出ないことを前提に後継者づくりに励むべきだったはずです。

「後継者が育っていない」「まだまだ自分が」

という想いは十分に理解できますが、ポジションがあかなければ後人は育たず、年齢というのは本来、譲るための格好の理由なはずです。

周りが引退を進めることがエイジズムと呼ばれるならば、自ら身を引く理性と知性がこれからの社会で政治家に求められる要素の一つになるのではないでしょうか。

私も初当選時から常々、60歳で議員の「現職」は引退すると宣言をしています。その後は後人を育てる立場なり、周辺の仕事をして、バッジそのものは若手に譲れる人間でありたいです。

もう40歳を超えてゴールが見え始めています(気が早い?!)が、その気持ちを忘れないために、こうしてことあるごとにブログに書き残しておくものです。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2024年7月22日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。